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犬神家の一族
2006 / 12 / 26 ( Tue )
20061221155231.jpg

2006年 日本
監督・脚本/市川崑
原作/横溝正史「犬神家の一族」
キャスト/石坂浩二 松嶋菜々子 尾上菊之助 富司純子 松坂慶子 萬田久子 中村敦夫 仲代達也 他

公式HP 

信州の製薬王・犬神佐兵衛(仲代達也)が亡くなった。血縁関係者が揃った場で公開された遺言状には、3人の孫のいずれかとの結婚を条件に全財産を、佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世(松嶋奈々子)に譲渡するという内容だった。珠世をめぐる3人の男たちによる争奪戦が繰り広げられ、遂には殺人事件が。遺言状を預かる法律事務所から仕事の依頼を受けた名探偵・金田一耕助(石坂浩二)は捜査に乗り出すのだが、第2、第3の殺人事件が起きてしまう・・・―「goo 映画」より抜粋―
やっぱり見に行っちゃいました。そして、再会しましたよ~佐清に!
我が幼少時代、常に“king of トラウマ”だった佐清。あのお面をメリメリメリ・・・と取るシーン!目と耳を塞ぎ身構えつつ、でも薄目を開けて見たものです。本当に本当に恐かったですよね。
昨年、前作をスクリーンで初めて見たんですが、当たり前ですがそんなに恐くなくって。むしろ、こんなもん?もの足りんわぁ・・・みたいな。あぁ・・・私も大人になっちゃったんだなぁ↓↓↓と、本当に今更ながら思った次第です^^;

さて、新作『犬神家の一族』ですが、想像以上に良く出来ていて面白かったです。
ストーリー展開や演出は、前作とあまり代わり映えはありませんが、それが元々狙いなんでしょうね。瓦の俯瞰、ふすまに挟まる裾、ガラス戸から光が指す渡り廊下など等、市川崑監督のお家芸的演出が満載でした。そして、声の掛け合い、白黒反転の映像が入るの(正式名称が分かりません・汗)など等、前作で目を惹いた演出もそのままでした。あくまで、崑監督の『犬神家~』を!といったコンセプトなんでしょうね。

石坂浩二。あ~んなに可愛くって頼りなかった金田一が、すっかり渋みを増して帰ってきましたね。へーちゃん、待ってたよv もちろん老けたのは老けたけど、それでもどこか初々しい金田一です。走る姿が以前よりはドタドタしていますが、その分演技に深みもあって。ラストのロングショットの後姿なんか、寅さん並みに哀愁を感じました。

松嶋奈々子は、華もオーラもたっぷりです。(なんたって大きいし^^;)
もうちょっと若い女優さんでも・・・と思いますが、松嶋奈々子を使うのが第一で、この役に適役かどうかは二の次三の次だんでしょうね。“美しくて気立ても良いお嬢さん”なんて、元々演じる上でそんなに魅力的な役だとは思えませんし、世の評価も難しそうです。
尾上菊之助の佐清は、お面の時はメッチャはまっていました。菊之助の目が効いています。目じりのまつげが長くて、白目が本当に白くてキラキラしているんです。白いゴムのお面から覗くその目は、何よりも雄弁で魅力的でした。素の声は善人ボイスです。美しい。素の顔は・・・お父さんに似てきましたね。ちょっと頬のお肉が気になりましたが、悪い人には見えないし立ち振る舞いはさすがだし。とにかく、お面の佐清は文句なし!素晴らしかったです。

演じる上で魅力的といえば、犬神家の3人姉妹でしょう!
富司純子、松坂慶子、萬田久子。正に適役だし熱演でした。女の業の深さを、表情のひとつひとつに込めていましたね。
特に松坂慶子なんか、太ももまで露出しての熱演ぶり。醜態さらして何が悪いの!?と言わんばかりです。いわゆる自然な演技より、私はやっぱりこういうやり過ぎな演技が好きだなぁ。

金田一が泊まっている民宿の女中の役に、深田恭子。
深田恭子は可愛くって個人的に好きなんですが、比べちゃいけないけど・・・前作の坂口良子の勝ちかなぁ。あの坂口良子は、ホントおきゃんって感じでメッチャ可愛かったですよね。
逆に、松坂慶子の娘役の奥菜恵は良かったです。気の強さとか、後半の狂った感じがよく出ていました。転がされてふすまを蹴破るシーンは、なかなか圧巻でした。

その他の俳優陣も、さすがのラインナップです。
仲代達也は、ほとんど顔を出しただけ的な出番なのに、あの重厚な存在感は何!?って感じです。うん、こいつが一番悪い(笑)
中村敦夫が、人が良さそうで上品な弁護士役で出ていました。10年ぶりの俳優復帰だそうです。崑監督と中村敦夫といえば、やっぱり『木枯し紋次郎』ですね^^
草笛光子の役、前作は岸田今日子でしたよね。水分を含んだ・・・とでもいうのでしょうか?独特の色気がある女優さんで、私も魅了されっぱなしでした。76歳・・・心よりご冥福をお祈りします。
前作と同じ役で出ていたのが、加藤武と大滝秀治。年は取れど、全く違和感なく演じていましたね。まぁ、元々が老けた役なせいもありますが^^;

そして、お約束中のお約束。
お面をメリメリメリ・・・。あんなに前もって分かっていたのに、やっぱり恐かった!心臓が痛くなりました。特殊メイクに命賭けてるって感じに、佐清の顔は本当に気持ち悪くなるくらいの出来でした。
あと、切り口とかがね・・・すごいんです。詳しくは書きませんが、芸が細かいっていうか・・・。
湖に逆さ大の字。笑えるかなぁ・・・と思っていたんですが、いざ見るとやっぱり心臓が痛くなっちゃいました。猟奇とかカルトとか、そういった垣根を越えた、とにかくすごい絵だと思います。こんな死体破棄されたら、間抜け過ぎて死んでも死に切れません。

巷では結構酷評だとか・・・。でも、私は見ている間ずっと、崑監督の金田一ワールドにどっぷりと浸れました。この世界を愛している人間には、やっぱりたまらない映画だと思います。前作と比べても、変化したとこ変化しなかったとこ、あえて変化させなかったとこ、それぞれを楽しんで見れましたし。
御年91歳の市川崑監督、次回作も期待しています♪

以上、クリスマス直後にあえて送る、新作『犬神家の一族』の感想でした。
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20 : 48 : 21 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
--菊ちゃん素敵--

私はただただ菊ちゃん贔屓で見ましたです(爆)
綺麗な菊ちゃんが お面で顔を隠して勿体無いと思ってましたが
いや中々に良かったですね 本当に菊ちゃんの美しい目の表情が堪能出来ました
お母様は 素敵な梨園の女が身に染み付いて  こういう旧家の女の役はぴったりですね
どうせなら しのぶちゃんも出て欲しかったです 演技はピカイチですからね
本日はお父さんの代から音羽屋大好きうさぎでした
by: usako * dN1wHbUA * URL * 2006/12/27 * 20:38 [ 編集] | top↑
--私も、--

懐かしの佐清さんのマスク、見たい~!と、東京国際映画祭の時から切望してますが、いまだ実現できずにいます。年明け、かな?菊之助くんの目の演技、楽しみです!石坂浩二さんも髪を染めて(笑)出演なさってますね。来年も、良い映画に出会えたらいいなぁ、と思いつつ、あと2日、がんばって働きます!
by: pepa * dv9bwlk6 * URL * 2006/12/27 * 23:41 [ 編集] | top↑
--usakoさん♪--

親子2代の素晴らしい演技でしたね。ラストの方はすっごい熱演で、親子で恥ずかしくないかなぁ・・・と思っちゃいましたが、そこはプロ!見せてくれましたね。
菊之助の目の美しさを、本当にた~っぷり堪能出来ましたよね。菊之助といいお父さんといい従兄弟の松緑さんといい、ここの一家は目が本当に綺麗です。
次は寺島しのぶとお母さんの共演もありますし、3人での共演も期待してしまいますよね。
また機会があれば、usakoさんの歌舞伎のお話もぜひぜひ伺いたいです。(その前に、彦の事をもっともっと伺わないと・・・なんですが^^;)
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2006/12/27 * 23:48 [ 編集] | top↑
--pepaさん♪--

あと2日ですか・・・お仕事、結構ギリギリまであるんですねぇ。加油加油~!^^
年明け、ぜひぜひ佐清に再会ください。菊之助の目は本当にすごいですよ。監督も石坂浩二もその他の出演者も、み~んな頑張ってます!
来年も良い映画にい~っぱい出会いたいですね。何より、彦の映画にい~っぱいい~っぱい出会いたい!!(切実^^;)
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2006/12/27 * 23:57 [ 編集] | top↑
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