全件表示TopRSSAdmin
information


スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

_____________________________________________________________

-- : -- : -- | | page top↑
シンポジウム「京都の時代劇映画」①
2007 / 03 / 23 ( Fri )
先々週末からつい先日まで、「京都太秦(うずまさ)シネマフェスティバル」が開催されました。

「京都太秦(うずまさ)シネマフェスティバル」HP

その一環として催されたシンポジウムへ出掛けました。この日のテーマは「京都の時代劇映画」。会場は東映京都撮影所試写室です。撮影所を訪れるのは二度目。映画村と違って撮影所の方は一般公開されていないので、ちょっとドキドキで嬉しい。
会場の撮影所へ行くその前に。まずは、このイベントの為映画一色になったらしい大映通りへ。

20070322114134.jpg

大映通りとは、東映撮影所と今はなき大映撮影所の丁度中間にある通りです。
かつては、時代劇の扮装をした役者さん達がそのままご飯を食べに出たりと、この通りも大変賑わっていたそうです。今では、そういった風景は見られません。

20070322114152.jpg

映画一色と言っても、ポスターが貼りまくられているだけなんですが^^;
それでも、テンションは急上昇。当時のやり過ぎポスター、大好きなんですv 版権の関係か?東映がほとんど松竹がちょびっとって感じで、大映のポスターが全くなかったのが残念。市川雷蔵も勝新太郎も見当たりませんでした(泣)。垢抜けない大映のポスターも好きなのに・・・。
ちなみに、↑の向かって右の道をまっすぐ行くと、東映撮影所の正門です。

20070322114219.jpg

きゃ~田村高廣!!あんまり格好良いので、思わずアップでもう一枚撮っちゃたよ。
手前のポスターのインパクトも凄いけど。伴淳三郎主演のコメディ?面白そうです。『黄色い手袋』、総天然色(カラー)じゃないとありえないタイトルですね。
奥のもう一枚のポスターは、現・黄門様の里見浩太朗主演。さすがに綺麗な若侍です。

20070322114250.jpg

見目麗しい大川橋蔵の若侍に挟まれて、何故か『忍者狩り』。近衛十四郎と天津敏の暗闇の中での壮絶な立ち回り!アクション好きな方に一度は見て欲しい傑作です。凄いからッ!本当にッ!!

20070322114313.jpg

『山口組三代目』、おでん、串かつ、『仁義なき戦い』。なんとも魅惑的なお品書きです(笑)
ちなみに、この大映通りは『仁義なき戦い』のロケ地としても使われたとか。きっと色んな映画のロケ地に使われているんでしょうね。近場だし。

20070322114358.jpg

20070322114411.jpg

大好きな片岡千恵蔵の『血槍富士』に、父親が好きな大友柳太朗の丹下左膳。大友柳太郎の丹下左膳は、豪快な笑い声と大まかな動きが気持ちが良いです。立ち回りの時に、チラチラどころかバッサバッサ見える赤い襦袢がなんとも爽快☆

20070322114720.jpg

シンポジウムが終わってから、ちょっと足を伸ばして大映撮影所跡へ。今は中学校の敷地となっています。その一角に、当時撮影所内にあった「グランプリ広場」が再現されています。黒澤明監督の『羅生門』でカンヌのグランプリ、米アカデミー賞の最優秀外国語映画賞を獲得し、大映は日本映画の存在を世界に知らしめました。『羅生門』以降も、『雨月物語』、『山椒大夫』、『地獄門』といった作品が世界の映画祭で賞に輝きます。そういった当時の大映の映画創造力や勢いを、今もこうして讃えています。・・・にしても、結露ヒド過ぎです。

以下は、シンポジウムの内容を私なりにまとめたものです。忘却防止のメモ代わりに失礼します。が!まとめなきゃなのに・・・駄文が長くなり過ぎちゃいました。なので、2、3回に分けて記事にします。すいません、こんなのがダラダラ続いちゃって・・・(汗)
パネラーは、映画監督の中島貞夫監督、映画評論家の山根貞男さん、映画美術監督の井川徳道さん。司会は、立命館大学助教授の冨田美香さんです。

日本における劇映画の歴史は、大体100年くらい。明治の末に始まりました。その歴史を、京都太秦に撮影所が集中した理由や、当時のスターや井川徳道さんが美術監督をした映画の映像と共に、冨田美香さんらが解説してくれます。

京都で映画、特に時代劇映画が作られるようになった理由は、主に以下の通り。
①歌舞伎発祥の地である
②京都の伝統工芸が、時代劇の必需アイテム・着物、小道具、カツラ等に必要とされた
③神社仏閣等の歴史的景観が、ロケ地として有効利用された
更に要因のひとつとして、関東大震災が挙げられます。この震災で東京の撮影所の多くが駄目になります。多くの時代劇の舞台である“江戸”を表現出来るロケ地も失われます。が、全国には上映する映画を待つ多くの映画館が。自然京都で作られる映画の需要が高まり、京都の時代劇はますます大量生産されるようになりました。最多観客動員数の記録している1930年代には、年間で450~460本くらいの日本映画が製作されました。その内の250~260本が時代劇。そのほとんどが京都の撮影所で製作されたものでした。

最初の映画は記録映画、いわゆるドキュメンタリーでした。日露戦争の状況を撮った映画が大流行しました。
その後、劇映画が撮られます。最初の劇映画は歌舞伎そのもの。見世物的に歌舞伎を演じている役者に、小屋ではなくロケーションやセットの中で演じさせ、それをフィルムに収めたようなものだったそうです。ちなみに、最初の劇映画は『本能寺合戦』という映画だとか。真如堂を本能寺に見立ててのロケで撮られました。

“日本映画の父”と称されるのが、プロダクション・マキノ映画を創設した牧野省三です。↑の『本能寺合戦』も牧野省三が監督をしたそうです。当時の大プロデューサーでありました。多くのスターや監督等、その後の日本映画を支える人材を続々と輩出し、経営や技術的な面でも映画業界の拡大化を図りました。特に関東大震災の際は、次から次へマキノ映画の映画への需要があり、不謹慎ですが儲かって儲かって仕方がなかったそうです。
脚本・シナリオというものを初めて取り入れたのも牧野省三でした。それまでは動きを監督が口語で指示し、役者がその通りに演じるという即席的なスタイルだったそうです。歌舞伎の名場面だけを撮るといったストーリーのない映画から一転、脚本の導入により、起承転結=ストーリーのある映画が撮られるようになりました。寿々喜多呂九平(ススキダロクヘイ)等の名脚本家も生まれました。
牧野省三の言葉に、「一,筋 二,抜け 三,動作」という名文句?があるそうです。筋はストーリー=脚本、抜けは映りが良さ=映像技術、動作はアクション・演技・演出を指します。他にも、「良いシナリオから悪い映画が出来ても、悪いシナリオから良い映画は出来ない」という言葉を残しています。中島貞夫監督も正にその通り!と頷いてはりました。この牧野省三の脚本・シナリオに重きを置いた映画制作が、日本映画をどんどん向上させ世界が認めるレベルへと導きます。

②へ続く。
スポンサーサイト

_____________________________________________________________

22 : 33 : 34 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<広州にて『四大天王』上映、『明明』のスチール写真 | ホーム | 「亜洲電影大奨(Asian Film Awards)」>>
コメント
--憧れの東映太秦--

太秦って一度行ってみたい場所です
こんなお祭りの時があるのですか
懐かしい映画のポスター良いですね
子供の頃にせっせと観た映画がいっぱい
しかしほとんど故人になってしまいましたね
私も年を取るわけです。。。
来年は私も行ってみたいなぁ
by: usako * dN1wHbUA * URL * 2007/03/25 * 17:29 [ 編集] | top↑
--ワア~懐かしい--

大映通りだ!
嵐電の太秦から帷子ノ辻の間の通りだね。
私が住んでいた頃でも、もう寂びた感じでしたよ。
もう一度、復活してほしいものですね。

by: banimi * - * URL * 2007/03/25 * 20:10 [ 編集] | top↑
--usakoさん♪--

来年は京都映画祭が開かれる年なので、映画村でもきっと何かしらのイベントがあるのでは・・・と思います。ぜひぜひお出掛けください。可愛いもの好きのusakoさん、お姫様コスプレなんていかがでしょう?^^
この時代、楽しい映画や素敵なスターがいっぱいいますね。今更ながらにハマッています。でも、香港映画ももっともっと見たいし・・・とかなり飽和状態になっちゃってますが^^;。映画は永遠ですが、リアルタイムでスターを追うっていうのはやっぱり格別ですよね。そんな幸せを、私は彦とusakoさんからもらっていますv
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/03/25 * 21:22 [ 編集] | top↑
--banimiさん♪--

この辺りにお住まいでしたか。確かに・・・かなり寂れてますよね。(自分の地元を棚に上げて・・・ですが^^;)
東映撮影所には、素晴らしい映画技術や人材がまだまだ残っています。寂れず、出来る事なら発展し続けて欲しいと心から願っています。
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/03/25 * 21:26 [ 編集] | top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://19740930.blog57.fc2.com/tb.php/290-e0409561
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。