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西瓜
2007 / 05 / 23 ( Wed )
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2005年 台湾
原題/天邊一朶雲
監督/蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
キャスト/李康生(リー・カンション) 陳湘(チェン・シャンチー) 夜桜すもも 楊貴媚(ヤン・クイメイ) 陸弈静(ルー・イーチン) 他

公式HP 
「ZAQシネマ」関連ページ (予告編)

極限状態の水不足が続く台湾の町。テレビでは毎日のように節水方法を紹介し、渇きを癒す最良の手段として西瓜ジュースを飲むように奨励している。帰国したばかりのシャンチー(チェン・シャンチー)も水不足に備えるべくペットボトルに水を溜め、西瓜ジュースを作っている。そんなある日、偶然昔路上で腕時計を買ったことがあるシャオカン(リー・カンション)と遭遇。シャンチーは彼を部屋に招待する。ふたりはお互いに心惹かれる何かを感じ、一緒に時を過ごし、少しずつふたりの距離が近付いていく。しかしシャオカンには、どうしても彼女に告げられない秘密があった・・・―公式HPより抜粋―

待ちに待ったツァイ・ミンリャン監督特集!『黒い眼のオペラ』を皮切りに、『楽日』、『迷子』(監督/リー・カンション)、『西瓜』を見ました。初めは、メッチャ難しかったらどうしよう・・・私の頭で分かるやろか?眠っちゃうかも・・・と、かなり不安を感じていました。が、見ていく内に・・・面白い!素直に楽しめました。ドキュメンタリーみたいな荒くて動きのないロングショットが多く、セリフもほとんどないけど、それでもちゃんと描きたい事が伝わってきて。好きな世界でした。都合でどうしても見れなかった『Hole』が、ホント悔やまれます。
以下は、個人的に一番好きだった『西瓜』と、その他の作品もちょこちょこっと感想です。いつも通りネタバレな上に画像をいっぱい貼っちゃったので、未見の方はご注意を。
ああ、こんなにも純愛(プラトニック)。
まず、このキャッチコピーが良いですねぇ。ぴったり。“ああ”って感嘆がたまらなく好きです。
悲劇を描くなら、コミカルなシーンを。プラトニックを描くなら、セクシャルなシーンを。こういった対比が、テーマをより濃く深く感じさせます。この映画は結構笑えるし、R指定だし。だからこそ、主人公ふたりの恋愛がちょっと身近に感じられました。

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出だしのこのシーンからして、なんじゃそりゃ!?って感じで。AV業界も大変なんでしょうねぇ、マンネリにならないよう日夜試行錯誤。
水不足だけど、西瓜は吐いて棄てるほどある?なんだか変な状況ですが、この西瓜が、AVに水分補給に、初々しい恋愛のエピソードに、欲求不満のはけ口にと、小道具として大活躍していました。

この映画の特徴のひとつは、妙なタイミングで唐突に導入されるミュージカルシーン。
どのミュージカルもなんか変で、全くもってハジけない。セリフのほとんどない乾いた世界に、妙に浮いた違和感を植え付けてくれます。

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これらのシーンは、登場人物達の内面を表現していたのでしょうか?
も~この毒々しさといったら!その毒に当てられたのか、途中からハマっちゃって。次のミュージカルはどんなやろ~☆と、すっかり心待ちでした。
皆さんが体当たりな七変化を披露してくれましたが、一番の衝撃はやっぱりリー・カンション。彼の場合、半魚人よりも髭の乙女よりもカブリモノよりも・・・

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その満面な笑顔の方が、引く☆

『黒い眼のオペラ』でリー・カンションを初めて見て、んン!?その後何本か見て・・・やっぱり似てる!!?この人ってレスリー・チャンに似てますよねぇ、なんとなく。顔自体はレスリーの方が綺麗というか、完成度が高いけど、横顔のシルエットとか滲み出るセクシャル感とか。煙草のふかし方とか似ているなぁ・・・と。レスリー迷の方から見たら、実のところいかがなものなのでしょうか?単なる私の気のせいなのかなぁ??(気のせいじゃないそうです!喜)

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この映画、妙に芸が細かいなぁ・・・と感心するシーンが多々ありました。
例えば↑のシーン。彼はAVの仕事のせいか何かで、性的不能気味になっているんですよね?それを改善しようと、頑張っている様子です。なかなか・・・なので、胸まで揉んだりして。(このひと手間が細かくって!)それでも駄目で。仕事仲間のAV女優が(文字通り・笑)声援を送ってくれるんですが、余計なお世話!とばかりにドアを叩く。リアルで生々しくって、どこか可笑しみと哀愁があります。あと、AV撮影中のスタッフの汗だくな仕事振りとか、航空会社の立て看板とかも、芸が細かくって大変よろしい!(笑)

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チャン・シャンチーはかなり綺麗な顔しているんですが、それが一瞬分かんないのが凄いです。それだけ役になりきっているんでしょうね。足が綺麗!
シャオカンと出会ってすぐの、西瓜ジュースのエピソードが良いですね。初々しくって。リー・カンションの笑顔が素直に可愛いって思えたし(笑)。人間ブリッジとか足で煙草を吸わせたりとか。端から見てたらオイオイ☆って思っちゃう、そんなバカップルなエピソードがどれも可愛いなぁって思える私は、このふたりがかなり好きなようです。ふたりの恋路も勿論応援。

ラストは・・・凄かったですねぇ。驚きました。そして、このシーンがやっぱり一番好きです。
どうしようもなく惹かれて惹かれて、それでも肉体的には結ばれなくて。お互いの体で直にではないけど、ラストはやっぱり結ばれたんじゃないかなぁ。シャンチーの涙の意味が計り知れませんが、ハッピーエンドを希望する私としては、幸せな涙であったと思いたいです。(まぁ状況が状況なので、色々と複雑な思いはあると思うけど)
人それぞれ愛の形はあるけれど、心と同様に体も強く繋がっているのが理想で、やっぱり一番良いのだと思います。これからのふたりが、無事にそうなったら良いなぁ・・・と願っています。

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ここのビデオ屋、『可愛いだけじゃダメかしら』のビデオが一番目立ってましたね。監督、好きなのかな?って思いながら見てました。

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見えそで見えない、映像学もいっぱいの映画でしたね。
原題の“天邊一朶雲”は、空の彼方に雲ひとつって感じでしょうか?↑のポスター、とことん極彩色で好きだなぁ。

『黒い眼のオペラ』
ひとりの男と、ひとりの男と、ひとりの女。
ホモセクシャルな話なのかなぁ・・・と思いきや、もっと深いのかな?性別とか国籍とかを超えて、寂しい者同士が寄り添う姿を描いていたのでしょうか。マレーシアの雑多の街角と、廃墟の空間。登場人物が語らなくても、その映像が雄弁に物語を盛り上げていましたね。鏡が多用されていたのも印象的でした。あの年増の大家、恐いなぁ・・・。
そしてラスト、リー・カンションの目がレスリーみたいだ!と衝撃を受けるのでした。

『楽日』
昔の映画館って大きかったですよね。懐かしいなぁ。
ここのトイレ、多様に活躍。美形の彼が良いなぁ、不思議君で。
最後の映画が上映されている1時間半くらい、その時間の経過がただ平行に描かれていて。観客それぞれの思念と、ラストまで姿を全く見せない映写技師の存在が滲み出てて。リー・カンションって凄い俳優ですね。煙草を吸う横顔が、やっぱりレスリーっぽいなぁ。
いかにも台湾!な風景の中に、ぎこちない恋愛がそっと実りなく描かれているのも好きでした。

『迷子』(監督/リー・カンション)
一番最初に思ったのは、うわ~セリフがある!!(笑)
長回しグルグルで、周りの人って、本当にエキストラ?もしかしてただの通行人!?と疑っちゃたくらい。小さい子供も大きい子供も大人達も、皆がみんな迷子になっちゃっている姿を、ドライな目で描いているように思えました。こうなっちゃダメだよっていうメッセージなのかな??見てて、さすがにちょっとしんどかったです^^;
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19 : 28 : 09 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
--こんにちは♪--

いつもたのしく拝見してます。

『西瓜』、おもしろいですよね。
私も蔡明亮作品のなかでもお気にです。他の作品もどれも好きですが(でも『楽日』はみてないな>おい)

シャオカン、レスリーに似てますよね。
前にレスリーファンの間でも評判になりましたよ。とくに若いころのレスリーに表情とか目つきが似てると思います。
ところでこの人、右胸に副乳らしきものがあるんですが・・最初みた時はビックリしたけど(副乳そのものは珍しくないけど、それを露出してる俳優は珍しいかと)、あんましそのことツッコんでる人いないですよね・・・
by: ぐり * eVVbU06o * URL * 2007/05/24 * 14:17 [ 編集] | top↑
--ぐりさん♪--

こんばんは~お久し振りです^^

ぐりさんも『西瓜』が一番の贔屓ですか!私も~。ラストは、おそらく一生忘れられません。
『楽日』、ちょこちょこっとしたサイドストーリー?が凝ってたように思います。ぐりさんのご感想が是非伺いたいので、機会があれば是非ぜひ!^^

シャオカン、やっぱりレスリーに似てますか!迷の方の間でも話題だったんですね・・・良かったぁ~気のせいじゃなかった(安堵)。おっしゃる通り表情とそれを映す目が、かなりレスリーですよね。
副乳だったんですか、アレは(驚)。『黒い眼~』の時は、殴られた後のあざかな?と思って見ていたんですが、他の作品でも普通にあって。そっちの角度からのアップってそんなになかったと思うので、アピールはしていないのでしょうが、確かに珍しいですよねぇ・・・隠さないのって。はい、色々他所様のレビューを読みましたが、そこをツッコんだのって、(私の知る限り)ぐりさんが初めてかと^^。また色々教えてくださいね~。
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/05/25 * 00:25 [ 編集] | top↑
--見たかった。。。--

こんにちは。ツァイ・ミンリャン監督の映画は何本か見ましたが「西瓜」は見てません。
実は一度借りて見ようと思ったんですが相性が悪かったのか何度やっても再生されなかったんですよ(涙)なので他の所でもう一度借りてみようと思ってます。
リー・カンションは「楽日」でも見たんですが…レスリー・チャンに似てるなんて気づきませんでした!!もっと顔や雰囲気をちゃんと見ておけばよかった。。。
「西瓜」「黒い眼のオペラ」でしっかりチェックしたいと思います。
by: natsu * - * URL * 2007/05/28 * 16:05 [ 編集] | top↑
--natsuさん♪--

こんばんは~^^
うわ~それは残念です!私もnatsuさんのレビューがすごく読みたいので、他のお店でぜひ再チャレンジをしてくださいね。『西瓜』は、おそらく『迷子』や『楽日』よりはストーリー性があるので、もう少し分かり易くて、より楽しんで頂けるかと思います。
『楽日』のリー・カンションの登場シーンって、ホント最後だけなので、レスリーに似てるかどうかなんて、気付く暇がなかったですよね。私も『黒い眼のオペラ』を見た時、最後の顔のアップでかすかに感じたくらいですし。出ずっぱりの『西瓜』でぜひご確認ください。
『迷子』を見てすぐ、natsuさんのレビューを読みました。映画自体は理解するのが難しかったのですが、メッセージは“こうなっちゃダメだよ”なのかな?と思ったのは、natsuさんのレビューの影響です^^
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/05/29 * 01:03 [ 編集] | top↑
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