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木乃伊(みいら)の恋
2007 / 05 / 30 ( Wed )
木乃伊の恋

1970年(1973年放映) 日本 円谷プロダクション
フジテレビ「恐怖劇場アンバランス」第一話
監督/鈴木清順
キャスト/渡辺美佐子 川津祐介 浜村純 加藤真知子 大和屋竺 他

「DIGITAL ULTRA PROJECT」関連ページ 

ある雨の夜、上田秋成の「春雨物語」が語られていた。・・・学問に打ち込む正次(川津祐介)は、自分にだけ聞こえる鐘の音の根源を巡り、村人を使って地面を掘り起こしていた。すると、そこには干からびた木乃伊(大和屋竺)が埋もれていた。正次はその木乃伊を、入浄(生きながら棺の中に座り、座禅し続けて死ぬ作法)の尊い聖・干物様として迎え入れる。その内木乃伊は、水で舌を湿らし食し、生きている人間となんら変わらない姿で動き始めた・・・―「DIGITAL ULTRA PROJECT」関連ページを参考に―

まず彦関連ですが、今年の上海国際映画祭に『天堂口』の監督、出演者らが出席し、レッドカーペットを歩くそうです。記者会見やら予告編(本編じゃないんですね)の上映があるとか。6月16~24日に開催されるそうなので、彦は一時勉強を中断して来るのかな?久し振りに彦の姿が見れるのでしょうか?楽しみですね♪

「網易娯楽」記事ページ

大阪の鈴木清順監督特集上映もこれで終わり。今回の特集上映の中で一番見たかったのが、この『木乃伊の恋』でした。川津祐介で鈴木清順で木乃伊で、しかも“恋”なのです。身も凍るような、そして、さぞかし美しい恋物語が展開するのだろう・・・と、期待をいっぱい膨らませてのいざ鑑賞です。
以下、同時上映だった『穴の牙』の感想もちょこちょこっと。
・・・裏切られた。
美しい恋物語なんてとんでもない!どっからどう見ても、これはコメディです。特に前半はヒドイなぁ。下な笑いが盛り沢山で、しかも幼稚過ぎて笑うに笑えなくって。(いえ、それはそれで好きなんですが^^;)とりあえず、どこが“恐怖”やねん!って感じでした。↑のDVDジャケ、かなりJAROもんよ!

今回の川津祐介は主役のひとりなので、珍しく出ずっぱりでした。村の庄屋か何かの若い当主みたいで、お百姓スタイルじゃなく町人風な感じ。わ~、川津祐介の月代(さかやきって読むそうです。額から頭上にかけて髪を剃り上げている部分)ヘアって初めて見たよ。よく似合います。前々から着物が似合うと確信していましたが、ちょっと足が長いのかな?裾が変に乱れちゃうのが難点。その代わり、ふんどしが見え放題でした。(観客は、スーツ姿の仕事帰りの男性が多かったので、嬉しかったのは私だけかも^^;)かなりわざとらしかったので、清順監督の演出も多分にあるのでしょうが・・・。
キャラは、かなり変でした。全ての超自然現象をあまり動揺せず、ほとんど当たり前のように受け入れたり、時には感心したり。憑り付かれたような演技は、天井知らずにハイテンションだし。この時代、彼に求められてたのって、こういうアブノーマルな演技だったのかな?

この木乃伊もなぁ・・・(苦笑)
生前は入浄するほどですし、さぞ徳の高い禁欲的な僧だったんでしょうが、生き返った?今はその反動の所為か、性欲性欲食欲性欲!全身全霊全てが欲尽くしなのです。もう歩く煩悩と化しています。・・・なんじゃそりゃ?って感じです。
超不気味な白塗りで女を待つ姿なんか、滑稽で寒くて、思わず鼻で笑っちゃうんですが・・・やっぱりどっか怖いのです。異形いうか、正に『ツィゴイネルワイゼン』に通じる独特の世界でした。
女を妊娠させて・・・のくだりは、メッチャ慌てふためく木乃伊が笑えないくらい滑稽で。そら、正次も怒るよ。まるで菌類か何かのように、女の体を培養に生まれてきた仏の群れを、「踏み潰せーー!」な展開もかなり・・・ですが。

木乃伊騒動も落ち着き、遅まきながら嫁を迎える正次。緊張の演技をする川津祐介が楽しい。「良い子を持とうな」ってセリフがちょっと良いなぁ。
でも、木乃伊の呪い?の所為で、悲惨極まりないオチで締め。あぁ、可哀想ねぇ。

と、下な笑いに引きつつも、突拍子のない展開が面白い作品なんですが、全編を見終わった感想は、やっぱり・・・怖いのです。
この「春雨物語」は、現代(と言っても、戦後20年くらい)の“木乃伊の恋”へと続きます。
出だしは、年増の着物姿の女(渡辺美佐子)が踏み切りで車とすれ違う。その車には・・・とちょっとオカルトなんですが。この出だしの後に、↑の「春雨物語」があり、そのまた後に現代へ。
この後半の現代の物語は、とにかく官能的です。着物姿の女を、下から上へ舐めるように撮ったり、男が女の袖に手を入れ、女の二の腕が徐々にあらわになったり。直接的じゃないのに、どうしてこう・・・と唸っちゃいます。
川津祐介は実は一人二役で、前半とは一転、女の官能の対象として良い仕事しています。また変な役やなぁ・・・とちょっと呆れ気味だっただけに、この一粒で二度美味しいのが嬉しい♪
あと、浜村純がねぇ・・・気色悪くて悪くて。それだけ演技力が凄いのでしょうが・・・。老け役でしたが、実際はそんなに年じゃないんじゃないかな?基本いつも老け役なので、判断が出来ませんが(苦笑)。この物語の影の主役は、やっぱり彼なんでしょうね。

この作品の凄いのは、人が人を想うのは全て性欲が源で、“想いの強さ=恋”と言うなら、同時に“性欲=恋”。そんな方程式を柱に描ききっちゃっているとこ。ラストはゾォーーって感じだけれど、このラストこそが、正に恋が昇華された瞬間。性欲が故に、超自然現象も何もかも受け入れてしまうのは、確かに可笑しいし怖いけど、人が人を想うというには変わりなく・・・。う~ん・・・、やはりこれは恋なんでしょうか?


『穴の牙』
藤田まことと原田芳雄。刑事とヤクザ?ハードボイルドっぽいのかなぁ・・・と思いきや、メッチャホラーやないの!!(震)私基本怖いのダメなんで、ぎゃ~☆と思いながらの鑑賞でした。
う~ん・・・、殺されたヤクザが殺した刑事に復讐するなんて、ベタはベタだけど、原田芳雄の怨念の映し方が面白かったです。後半はトリック撮影とかもあったんですが、前半のベットがシャーーって(大笑)。でも、こういうアナログなのが一番恐怖をあおります。芳雄ちゃん、顔怖いし。
藤田まことの髭の剃り跡で青々とした顔、原田芳雄のちょっと訛って聞き取りにくいドスの効いた声。どちらもありえなくいやらしく、そういう意味では不快指数の高い作品でした。この藤田まことって声や話し方は今と全然変わらず、それこそ安浦さんなのに、どうしようもなく人間臭くて。そこが良いです。
露骨な恐怖描写はあまりなく、意表をついた演出にたまにビクってなる程度でした。いわゆる怖い作品とは言えないけど、見終わった後は背筋が薄ら寒くなりました。
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コメント
--『穴の牙』--

はじめまして『穴の牙』あれから30年たちました
もう一度見たいと思っていました、出来たら発売元
教えてもらえませんか?
by: あれから30年 * - * URL * 2008/04/15 * 20:49 [ 編集] | top↑
--あれから30年さん♪--

初めまして、weiyangと申します。
『穴の牙』、私は映画館の鈴木清順監督の特集上映で見ました。2003?年に、倉庫に眠っていたネガをニュープリントしたとか。ビデオ、DVD化等の詳細は分かりません。お役に立てなくて、本当に申し訳ありません。一応関連ページ?を↓に貼っておきますので、よろしければご参考までに・・・。
コメント、ありがとうございました。

http://www.eurospace.co.jp/detail.cgi?idreq=dtl1058957699
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2008/04/15 * 21:20 [ 編集] | top↑
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