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けものみち
2007 / 06 / 26 ( Tue )
1965年 日本 東宝
監督/須川栄三
原作/松本清張「けものみち」
キャスト/池内淳子 池部良 小林桂樹 小沢栄太郎 伊藤雄之助 大塚道子 他

旅館の女中・民子(池内淳子)は、小滝(池部良)という客から奇妙な申し出を受けた。「あなたの将来を私に任せてみないか」。その夜、民子の家から火の手が上がり、寝たきりだった夫は焼死体となって発見された。小滝から弁護士・秦野(伊藤雄之助)を介して、鬼頭という老人のもとへ。やがて、民子はその老人・鬼頭洪太(小沢栄太郎)が政財界の巨悪の黒幕であることを知る・・・―VHSのあらすじより一部抜粋―

先日19日に彦がニューヨークで骨折したニュースが、中国メディアでも取り上げられ始めましたね。私は他所様のサイトで初めて知ったのですが、とにかく車に轢かれたりとか二次被害がなくて良かったぁ・・・。直っても暫くはリハビリやらなくちゃだろうし、次回作はどうなるの!?とちょっと不安もありますが、焦らず完治を待ちたいと思います。彦自身も焦らず治療に専念してね。彦へはLisaちゃんから厳しく言ってくれているでしょう。・・・うん。くれぐれも言っといて、今回は。

「大衆網」記事ページ

トラン・アン・ユン監督の『I come with the rain』の記事も出ていますが、実際どうなるのか・・・。そちらの記事によれば、8月1日から正式に撮影が始まるそうです。(クランクインって意味かな?それとも、彦の??)

以下、須川栄三監督の『けものみち』と、ちょこっと山本薩夫監督の『暴力の街』の感想です。
松本清張の小説って読んだ事がなくて、たまに2時間ドラマで見るくらいだったのですが、面白いですね!こんな事なら、米倉リョウ子のドラマも見とくんだった。軽く後悔しています。
この映画も140分と、当時としてはエライ長いのですが、全く中だるみする事なく楽しめました。惜しむらくは、弱冠ダイジェストっぽくなっちゃってたとこ。原作自体が長編ですし、どちらかと言うと連ドラ向きな題材なんでしょうねぇ、やっぱり。

男も女も、政治家もホテルマンも弁護士も刑事も、女中も愛人も。誰ひとりとして“善人”がいない世界です。こういう悪人祭の作品って、それこそ俳優が命ですね。今回の皆さんも良い仕事してます。悪人面で、腹にいち物もふた物持っている。そういうのがたまりません。
小沢栄太郎は、枯れた体に今一度精力を取り戻そうと、夜な夜な若い民子の体を・・・(怖)。この手の憎々しい巨悪のエロ親父を演じさせたら、さすがですねぇ。惚れ惚れしちゃいます。
小林桂樹演じる刑事も良かった!小林桂樹自体は、結構良い人系なイメージがありましたが、いやぁ・・・なかなかに腹黒でした。最初っから、民子の体目的って感じで。しかし、それの為だけにあそこまで動けるバイタリティ。下心もまんざら捨てたもんじゃありません。この刑事のラストは、ちょっとハショッた感は否めませんが・・・まぁ、仕方がないよね。140分で終わらせなきゃだし。
伊藤雄之助は、今回も凄過ぎです。でも、たまにある、彼特有の怪演が主役も物語もすっかり喰っちゃって、それってどうよ・・・みたいな事はなく。ちょっと力を抜いた感じが良かったです。変に軽い物言いが、一層不気味に聞こえました。

池内淳子演じる民子が、これまた良かったです!最初からちょっと擦れた感じはあったけど、どんどん自分の状況や鬼頭の裏の世界に慣れ、女として増長していく。よくよく考えれば愚かしいんだけど、魅せる美しさと迫力がありました。あと、眉毛のメイクが面白い。眉尻を上に払って書いているので、モノクロ画面やとお面か何かみたいです。この人のラストは、原作通りなのかな?個人的に女は強しって方が好きなので、あの後も続いて小滝を追い詰めてくれたりすると、より面白かったのですが・・・。って、それこそ連ドラでやらなきゃ!ですね^^;
民子を歴代演じたのは、この池内淳子を筆頭に、名取裕子、十朱幸代、米倉リョウ子。名取裕子のも見たいけど、十朱幸代はかなり良いんじゃないでしょうか?そそられます。

さて、池部良演じる小滝ですが・・・格好良い。いや、格好良過ぎ。(毎回それやな、自分)
かなりの悪役で、おそらく今まで演じた中でもとびきりなんじゃないでしょうか。それにしても、チョ~冷たい男でした。いえ、表面上は優しいって感じなんですが。寝たきりの夫のいる家を放火をしてきた民子が、その恐怖に震え小滝へすがるも、あんなに冷静にあしらったり。いかなる状況でも沸点へ到達しない感じ、ホント冷たいわぁ。でも、その目と唇の端に浮かぶ冷たさが、池部良特有でたまりません。
そして、金の味を覚えた民子が唯一損得なしで愛するのが、この小滝。その辺り、なんの説明もなく納得でした。小滝の持つ冷たさが、結局は女を中毒にさせる一番の素なんです。
ただ、この小滝は、元アカ(共産主義)の過激派だったという設定なんですが、池部良はそこがちょっと希薄かもしれませんね。こ~んなに冷たい男です。偏った信念を基に、肉体的にも精神的にも汗水垂らすのって、無縁そうで想像出来ません。
ラストは、顔がほとんど真っ黒で表情がよく分かりませんでしたが、あの哄笑は勝利宣言なのか、少なからずの自責の念なのか・・・。それを確かめる為にも、原作をぜひ読んでみたいです。
ちなみに、小滝の歴代俳優は、池部良、山崎努、草刈マサオ、佐藤浩市だとか。ムム☆やるな、小滝・・・。この面子、基本みんな好きです。

入り組んだ物語にも関わらず、焦点を人間関係にのみ絞ってて、解説的なナレーションが入らないのも良かったです。それでもなんとなく背景の政治云々が分かるのって、きっと脚本が良いんでしょうね。
あと、俯瞰を撮る時に、カメラをぐるぐる回す手法が面白かったです。


『暴力の街 ペン偽らず』(監督/山本薩夫)

20070626225531.jpg

1950年製作。東宝大争議(ストライキ)の副産物といえる映画だそうです。資金は日本映画演劇労働組合が会社(東宝?)に出させたらしく、キャストも組合と新劇団から選ばれているそうで、確かにありえん豪華でした。志村喬に滝沢修に宇野重吉に根上淳に、三条美紀に・・・。名前は分からないけど、顔はメッチャ見た事あるって人がいっぱいで。主役はあくまで物語なので、誰に特にスポットが当たっている訳でもなく・・・でした。なのに、その中で、ひとり映画スターのような池部良。(いや、実際映画スターなんだけれども)トレンチコートにオシャレなスーツ、水もしたたって登場したり。格好良い~vって思いながらも、題材的には良いのかぁ!?とも思ったり。
三島雅夫演じる町の大ボスが、暴力団、検察、警察、公安や町議を抱き込み、善良な市民が恐れと不安におののく・・・。三島雅夫が本当に嫌らしくて傍若無人で、熱演でした。ある意味主役は彼かも。
多々良純ら演じる下っ端ヤクザが、本当に鬱陶しいって感じでした。ああいう悪質でどこまでも姑息な嫌がらせ、実際にやったりするんだろうなぁ・・・。
ラストの集会のシーンは、凄い人数のエキストラでしたが、それがいかにもドキュメンタリーって感じで。骨太な物語でしたが、ラストもめでたしめでたしではなく、課題は残る・・・といった形で締めていて。見応えはありました。
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