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男対男
2007 / 07 / 01 ( Sun )
1960年 日本 東宝
監督/谷口千吉
キャスト/三船敏郎 池部良 志村喬 加山雄三 田崎潤 平田昭彦 白川由美 北あけみ 星由里子 他

梶(三船敏郎)と菊森(池部良)は北支戦で射撃の腕を争った親友だが、戦後は、梶は沖仲士の班長、菊森はキャバレーの社長をして、同じ横浜に暮らしていた。梶の勤める増江海運では作業中の事故が続出した。不審を抱いた梶は、菊森のキャバレーに探りを入れたが、目撃したのは女給のはるみ(北あけみ)と、増江海運の御曹司・敏夫(加山雄三)の姿だけだった。風太郎(いわゆるフリーター?)達の船上ホテルに寄った梶は、大金を持つ三太が五十嵐というヤクザから荷抜きを頼まれた事を聞き、五十嵐を捕まえる。黒幕の名前を聞き出す直前、梶の目の前で五十嵐は何者かに射殺された・・・―「goo 映画」を一部抜粋―

『男対男』、このタイトルに何かしらイマジネーションを持たれた方は、こちらもどうぞ。→
あと、怪獣映画の名作『ゴジラ』を産んだ本多猪四郎×円谷英二の、『宇宙大戦争』と『妖星ゴラス』の感想も。
当時の東宝の2大男前スター、三船敏郎と池部良の夢の共演!・・・なんですが。私には、この二人が同じ画面にいるのがどうしても想像出来ず。存在そのものが正反対というか、既に別の次元のような・・・。なので、ちょっと・・・いや、かなり身構えての鑑賞となりました。

ところが、ま☆面白いやないの~!大作ではなくいわゆるプログラムピクチャーなので、ちょっと安い感じは否めないけど、それを補って余りある面白さです!ていうか、その安い感じがむしろ好き。
物語自体がまず面白い。海運会社の乗っ取りの画策。友情と仁義(今回の場合、脅され半分のしがらみって感じでしたが)の板ばさみ。若大将、大志を抱く!ヤクザだけど、どうしようもなく純愛。一騎打ちの決闘と、男二人VSヤクザ多勢の銃撃戦。ベタっちゃベタな展開なんだけど、テンポが良くって飽きません。
この作品は、加山雄三のデビュー作だとか。確かに嫌味なくらい青かった。親のスネっかじりのぼんぼんの役なので、ホントぴったり。そして、ギター片手にスウィング利かせて歌いまくっておりました。既に若大将・・・。

そして、なんと言っても、主役二人が良いですね!三船敏郎演じる働くおじさんになった菊千代・・・じゃない、思い込んだら一直線な熱血漢!な班長と、池部良演じる一見クールでドライなんだけど、実は人情味と秘めた情熱溢れる中堅ヤクザ。この対比がたまりませんでした。なるほど~、確かに男対男だわ。
三船敏郎演じる梶は、男の中の男って感じでした。男臭プンプンなんですが、あくまで健全で開放的。その所為か、いわゆる男の色気はあまり感じないんですが、それって私だけでしょうか?そして、密かにモテ男でした。チョ~美人だけど男勝りな白川由美演じる社長秘書は、弱冠職権濫用なくらいぞっこんだし。池部良演じる菊森が大事に大事にしている、星由里子演じる口の利けない少女も、どうやら三船敏郎が好きらしいし。これだからスターは!な役得振りだけど、どのモテエピソードも浮く事なく立派に生かされてたので、良しです。

20070701221549.jpg

三船敏郎は1920年生まれなので、当時40歳ですね。勿論歳相応に渋いけど、どこか子供みたいな青臭さを感じます。その向こう見ずな無鉄砲さが魅力なんでしょうね。
キャバレーで多勢相手に喧嘩するシーンがあるんですが、恐ろしく無敵で驚きました。ぐるんぐるんになって、パンチにキックに大暴れ。己のオーバーアクションでたまに足元ふらついてるんだけど、そこは見て見ぬ振り・・・なんて出来ません(笑)。大いにツッコミました。
この後の池部良がまた良くって♪三船敏郎に向けられる拳銃を、お酒の瓶を投げて弾いたり。わ~格好良い~~v

今回池部良が演じた菊森は、大変美味しい役だったと思います。兵隊時代からの射撃の名手で、その腕を買われてヤクザの道へ。池部良自身が実際兵隊を5年務め上げただけあって、銃さばきはサマになります。華麗なんだけど冷ややかな感じもあって、そこがしびれます。冒頭の戦中のシーンでの、「たれ(誰)か!」の一言もきっとリアルなんだろうなぁ。
言葉使いがちょっと荒っぽく、イライラするとドアも足で閉める。三船敏郎に殴られて横転して、不敵に笑いながら殴り返すシーンも本当に格好良かったです。結構見応えのあるアクションシーンでした。
いちいちセリフがキザでいちいち決めポーズなんだけど、ちっとも嫌味でないのが凄いなぁ。「殺せよ。そんなに生きたくもない命だ」、思わず鼻の穴を押さえたよ・・・。(鼻血防止)
女相手に熱湯で拷問する、そんな彼も素敵でした。熱湯はさすがに嫌だけど、言葉攻めはされたいかも。S女の、ごくごく微量の貴重なM心をくすぐります。
なんと言っても美味しいのは、同居人の少女の存在です。口が利けないって設定で、経緯はよく分からないけど、過去に池部良が助けて保護しているらしい。家事をやらしているだけで、ひとつ屋根の下に居ながら男女の関係ではない。猿を飼っている。ぬいぐるみをお土産に買ってくる。少女の部屋はかなり可愛いインテリア。(おそらく菊森の趣味)中年のヤクザが、大事に丹精に真心込めて育ててます。そんな設定がたまらんツボでした。やっぱり池部良の相手は、ちょっと年齢差がある方が私は好きだなぁ。上でも下でも。

20070701221741.jpg

池部良は当時42歳。三船敏郎より年上なのね。さすがに頬周りがたるんできてます。そういう劣化具合も渋さが増して悪くはないけど、そのほっぺにコロコロローラーをしてあげたい!

ラスト、池部良を抱き抱える三船敏郎・・・。いわゆるお姫様抱っこだけれど、変に妄想の許されない(怖い事になります)、男臭プンプンの後姿でした。
結論としては、この二人の共演は想像以上にハマってました。もっともっと見たかった気がします。


『宇宙大戦争』(監督/本多猪四郎、特撮監督/円谷英二)

宇宙大戦争 宇宙大戦争
池部良 (2004/10/29)
東宝

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実際は月までにしか行っていないのに、“宇宙大戦争”と銘打つ傍若無人振り・・・。
途中何度か意識が飛びましたが、それでも、当時の天井知らずの想像力と創造力にはしびれました。宇宙服の洗練されてない簡素さがツボをくすぐるし、月での移動車の黄色いペンキ塗装もイケてます。あと、宇宙船も勿論良いけど、ビルや人が舞い上がるシーンはちょっと感動しました。
そして、そんな宇宙服を着こなす池部良。いろんな衣装を着た彼を見てきましたが、宇宙服まで見れるとは・・・。さすが!我がスターはこなす仕事が違います。惜しむらくは、この宇宙服のメットは中が透けにくく、池部良の顔がよく見れません。恋人との語らいのシーンも、なんかメッチャ暗いし。池部良を使う必要があるのか・・・とも思いますが、確かに彼だと、あぁ・・・こういう地球を守る仕事って、やっぱり生まれ持った頭の良さと、自分と他人への厳しさが必要なんだろうなぁ・・・。なんの説明がなくても、自然にそう思えます。そこが三太夫と違うところです。
あと気になったのは、宇宙人も確かに地球を植民地にしようと来襲している訳ですが、地球人の先制攻撃の素早かった事といったら。しかも、宇宙人の1に対して、地球人は6、7くらいの割合で攻撃しています。地球人の自衛と言うよりは、宇宙人VS地球人のスタイルを徹底しているのが、結構新鮮で面白かったです。


『妖星ゴラス』(監督/本多猪四郎、特撮監督/円谷英二)

妖星ゴラス 妖星ゴラス
池部良 (2004/02/27)
東宝

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見どころが多くて、私はかなり面白かったです。敵は宇宙人でなく隕石なので、物語も結構リアルでした。物語だけなら、『インディペンデンス・デイ』に負けてないかも。
地球の対応がよく描かれていました。政治家に小沢栄太郎と西村晃。科学者に志村喬に上原謙に池部良。それぞれが適役で、物語を真に迫って盛り上げます。
宇宙での調査シーンは、『2001年宇宙の旅』さながら。テレビ電話は白黒なんだけど、壁に内臓している辺りがハイテク!?
それにしても、隕石を爆破するのは不可能だけど、地球を移動させるのは可能って・・・。なんかちょっと納得がいかないけど、すごい発想です。ラスト、ちゃんと元の軌道に戻すとこまで考えてて。やり逃げじゃないのが良かった。池部良の「やらなくっちゃ!」ってセリフが意思の強さは伝わるんだけど、ちょっと可愛くって笑えました^^
途中、地球の移動の為に巨大化したセイウチかなんかが暴れて、一瞬怪獣映画になっていました。子供向けに導入したとか。好きだなぁ、その臨機応変振り。音楽も伊福部昭なので、『ゴジラ』のテーマ曲の一歩手前みたいな音楽でした。ちょっと興奮♪
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