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さらばラバウル
2007 / 07 / 08 ( Sun )
さらばラバウル さらばラバウル
池部良 (2005/07/22)
東宝

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1954年 日本 東宝
監督/本多猪四郎
特撮監督/円谷英二 向山宏
キャスト/池部良 岡田茉莉子 三國連太郎 平田昭彦 久保明 中北千枝子 根岸明美 他

太平洋戦争も末期に近い頃、ラバウル駐在の海軍の航空隊長・若林大尉(池部良)は、撃墜王の武名もさることながら、部下に対して極端に厳しい鬼隊長の名で鳴らしていた。出撃毎に激減してゆく機数、帰らぬ戦友達。隊内の空気は日ごとにすさび、やたらに厳格な若林への反感がつのる。戦闘は激化の一途をたどる、そんなある日、空戦で若林は首尾良く相手を撃墜し、落下傘で飛び降りたアメリカ兵を捕虜するが・・・―「goo 映画」より一部抜粋―

2005年前後、おそらく戦後60年の記念か何かの名目だと思うのですが、東宝の戦争映画が大量にDVD化されています。その中に、池部良の出演作もかなり含まれてて。池部良祭を初めて以来、初のDVD鑑賞となりました。・・・あぁ、画像が綺麗☆音もクリアです。そして、この当時の東宝の戦争映画はかなりクオリティが高い。物語も大変面白いのですが、何より特撮が感動モノです!今更ながら円谷英二の凄さを思い知りました。
以下、池部良祭17本目、東宝の戦争映画シリーズでDVD鑑賞1本目となる、『さらばラバウル』の感想です。
↑のDVDジャケだけを見ると、さぞ戦火の恋愛模様がドラマチックに、泣いて頂戴!とばかりに・・・と思ってしまいそうですが、実際はそうではなくて。この映画の中で恋愛は、ラストに匂わせる程度、本当にわずかに触れる程度で、それが恋愛かどうかすらも明確には示されません。中盤で三国連太郎演じる主人公の戦友が、「純粋で正直な奴だ。死ぬほど好きな女が出来ても、一生涯好きだとも言えずに死んで行くよ」と。その言葉が後々に、この物語における恋愛の存在を推し量らせます。そして、これは恋愛だと確信した瞬間、私はどうしようもなく胸が詰まりました。かつて鬼と呼ばれた男は、何の為でもなく女の為に戦い、女は、ただ生きていてくれる事を望んだ・・・。日本の零式戦闘機VSアメリカ戦闘機の戦争映画が、ラストは切ない恋愛映画に昇華したように思いました。

20070707234220.jpg

戦争映画を見ていて痛感するのは、とにかく自分の知識のなさ。ラバウルってどこ!?実在するの??教科書で習ったのかもですが、記憶は遥か彼方、忘却の海です。
ラバウルは勿論実在し、パプアニューギニア領ニューブリテン島のガゼル半島東側、シンプソン湾を臨む都市。第二次世界大戦中の1942年に日本軍が占領し、東南方面への一大拠点が築かれる。ラバウル航空隊の基地があり、連合軍側からはラバウル要塞と呼ばれた。陸海軍合わせて9万余の日本軍が配置された。1943年10~11月には、連合軍によるラバウル攻撃が行われた。(「ウィキペディア(Wikipedia)」より)

その海軍のラバウル航空隊の凄腕パイロットが、池部良演じる若林大尉。部下からも敵のアメリカのパイロットからも、“鬼”と呼ばれ恐れられています。池部良の鬼の演技が楽しかった。基本恐い顔をして口調も厳しく、撃墜され救命の見込みがない部下はすっぱり、微塵のためらいもなく切り捨てる。部下を戦いの駒としか考えていない、考えてはならないと思っている。「俺の意見だが・・・」と説教や体験談をくどくど。(素直に隊長を尊敬している部下達は、しっかりと拝聴しています。えらいなぁ)たまにがつーん!と怒鳴るんだけど、池部良の声はどちらかと言うと高いので、最初はちょっとンンん!??だったけど、聞き慣れるとその独特のトーンがたまりませんでした。とにかく厳しく、悪く言えば厳しさの押し売りって感じなんだけど、そこがツボです。あぁ・・・、一度で良いから私も怒鳴られたいv

そんな鬼隊長の冷徹な厳しさを揺さ振るのが、捕虜にしたアメリカ兵の言葉。「日本の零戦は確かに脅威だ。が、パイロットにそれに見合う技術が伴わないと意味がない。パイロットにパラシュートを持たせない、人間の命をそのように軽く扱う日本軍の勝利はありえない」的な言葉だったと思うのですが。う~ん・・・、パラシュートを持たせてなかったんですね。敵の捕虜になるくらいなら、死んだ方がマシ?それが大和魂であり、サムライスピリッツ??確かに、そういうなんの足しにもならない、意固地を振りかざして戦っているようじゃ、勝てるモノも勝てない気はします。
しかも、そのアメリカ兵の本職は保険のセールスマン。プロのパイロットではないのです。それに敵わない日本の航空隊。零戦のプロペラに寄り掛かり、泣き出しそうなくらい辛そうな顔をする鬼隊長・・・。色んな意味でたまりませんでした。

鬼と呼ばれた彼が、救命の可能性なし!と判断された部下を救出へ行くシーンは、本当に本当に格好良かった!ゾクゾクしました。

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操縦シーンは勿論合成等で、操縦している演技をしているんですが。レバーを引いてるとか高度を計っているとか、機体の下や地上の様子を見ているとか、風を鬱陶しがっているとか。そういうのが自然で、素晴らしく格好良くキマッていました。
ミニチュアの戦闘機は、当時の戦争映画にしてはちょっとチャチかったけど、空撃シーンはなかなかに手に汗握りました。『紅の豚』を彷彿とさせます。

チャチいといえば、ラバウルの原住民の人々。根岸明美演じるダンサーは結構見入っちゃったんですが(可愛いし色っぽいし、ダンスも上手)、他の原住民のいい加減なラバウル語が(苦笑)。思いっきり日本人が墨塗って演じているって感じだし。
ダンサーと、救出される平田昭彦演じる航空隊員の恋も切なかったなぁ。そして、彼の生を信じて救出したのに、その思いが報われなかった鬼隊長も・・・。

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鬼隊長の戦友を三國連太郎。若かりしスーさんは、やっぱりフェロモンが半端ないぞ☆
物語の最初の方で負傷しちゃって、基本入院患者スタイル。鬼隊長の良き理解者なんだけど、戦闘の恐怖に押し潰され・・・。哀しい最期でした。
彼を見舞いに来る慰安バーの女将?も良かったです。演じるのは中北千枝子ですが、「パイロットは皆恋人よ」と言い、「皆死んでしまう・・・」と、その沢山の恋人達の写真を眺める。実際に戦い散っていく男達も辛いけど、それを毎日の繰り返しと見守るしか出来ない女達も辛いのです。

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セクシー・スーさんをもう一枚。
“イエロー・スネイク”と呼ばれるアメリカの戦闘機に撃墜された為、うわ言でその名前を繰り返します。が、三國連太郎ってば、最初の“イ”をちゃんと発音しないので、「エロ・スネイク・・・、エロ・スネイク・・・」と聞こえる・・・。も~ただでさえエロいんだから、それ以上強調しなくて良いって☆

20070707235622.jpg

従軍看護婦で、鬼隊長に想いを寄せ、また寄せられている(と推測される)女性を岡田茉莉子。
岡田茉莉子は確かに綺麗だし華があるんですが、今回はそれが強過ぎた気も。変に強そうで男っぽく見えました。
でも、目の前の空撃を眺めながら、「あの人ではないわ」というシーンは本当に良かったです。胸が痛かった。メソメソと泣き崩れたりしない、落下する零戦を真っ直ぐに見据え、心に秘めた恋を強く信じる彼女の姿こそが、あの鬼隊長を惹き付けたんだと思います。そう思うと、やっぱり岡田茉莉子が適役だったのでしょうね。実際は、余りに辛くてそう信じるしかなかったのでしょうが・・・。
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コメント
--ラバウルってどこですか!?--

weiyangさん、こんにちは!
過去記事ですが、池部さんの話がしたくてコメントしちゃいます^^;すいません~
池部さん演じる若林大尉。最初は鬼隊長っぷりに何だか悲しくなってしまいましたが、後から命を大切にする素敵な人になってくれて良かったです。でも鬼隊長に怒られてみたいですけどね(笑)あと、ほんとに池部さんの声って結構高いですよね。声フェチな自分としては重要な所なんですが…不思議と癖になる声です。今じゃ大好きですよ♪

泣き出しそうなくらい辛そうな顔…すごく良かったです。池部さんて格好良いだけじゃないんだわ!と改めてそう思いました。
すみ子とのほのかな恋愛はもどかしいけど、また切なくて…手が触れるだけでも胸キュン♪でした!

三國連太郎さん…そんなふうに言ってました?(笑)もう可笑しくて真面目なシーンなのに「何言ってるんですか!」と笑ってしまいそうです。
by: natsu * - * URL * 2008/04/11 * 14:33 [ 編集] | top↑
--natsuさん♪--

こんばんは~^^
胸キュンv の池部さんトークをありがとうございます!はい、過去記事へのコメントも大歓迎でございます♪♪
え!?ラバウル!??え~っと・・・南の島??(汗)

池部さんボイス、耳に残るというか引っ掛かるというか(苦笑)。池部さんだけじゃなく、スターと呼ばれる人は結構声に特徴がありますよね。本気であの怒鳴ると裏返る池部さんボイスに一喝されたいです。きっと腰が蕩けちゃいます~vvv
ホント、あの辛そうな顔は最高でしたね!池部さんって淡々としているというか、表情が基本ニュートラルなんだけど、ここって見せ場では感情が滲む。溢れ出す。その時のセクシャルさがたまらんのです。
そんな池部さんの若林大尉に、ひっそりと、だけど命懸けで想われるすみ子は本当に羨ましいですね。
三國さんのエロ発言(笑)。池部さんの胸のほくろを確認するついでに(ついでかよ!)、こちらも再度確認したいと思います。メッチャ私の空耳アワーかも・・・^^;

東京国際映画祭へは是非いらしてくださいね~。映画全般は勿論!胸キュン悪魔☆小田切の魅力を存分に語り合いましょう!!
あと、natsuさんの『男対男』のレビューに、間違えて“菊岡”ってコメントしちゃいました。ご免なさい、“菊森”でしたよねぇ↓↓↓
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2008/04/12 * 01:19 [ 編集] | top↑
--承認待ちコメント--

このコメントは管理者の承認待ちです
by: * * * 2011/01/31 * 09:43 [ 編集] | top↑
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