全件表示TopRSSAdmin
information


スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

_____________________________________________________________

-- : -- : -- | | page top↑
冬の華
2007 / 08 / 14 ( Tue )
冬の華 冬の華
高倉健、北大路欣也 他 (2002/07/21)
東映ビデオ

この商品の詳細を見る

1978年 日本 東映
監督/降旗康男
脚本/倉本聰
キャスト/高倉健 池上季実子 田中邦衛 三浦洋一 小林稔侍 藤田進 北大路欣也 小池朝雄 寺田農 峰岸徹 夏八木勲 小林亜星 倍賞美津子 岡田眞澄 池部良 他

裏切り者の兄貴分・松岡(池部良)を殺した罪で服役していた加納秀次(高倉健)は、松岡の忘れ形見・洋子(池上季実子)に“ブラジルの伯父さん”と偽って獄中から養育費を送り続けていた。やがて15年の刑期を終えて出所した加納は、下校途中の洋子を隠し見る。美しく明るく成長した洋子の姿に、堅気になろうと決心する加納だったが・・・―「Amazon」、「goo 映画」を一部抜粋―

池部良祭29本目です。
この脚本は、倉本聰が高倉健にあてて書いたのだそうです。だから、健さんにしか演じられない、演じてはいけない。そういう役であり作品であったと思います。

全編に渡って静かな作品でした。クラシックが多用され、テーマ曲はクロード・チアリ。ギターがむせび泣きます。シャガールの絵画や、健さんの部屋の青を効かしたシンプルさ。人を刺しても血が出ない。変な表現かもですが、全てが作られた空間って感じでした。高倉健という俳優の持つ哀愁を際立たせる。ただその為だけに舞台が作り込まれていたように思います。

今回の健さんのセリフは最小限、基本喋りません。(他の作品をあまり知らない私には、いつも基本喋らないように思うけど・・・^^;)目や、顔や背中に滲む翳で表現します。ラストのアップなんか、健さんファンにはたまらないんでしょうね。目が凄い。色んな思いがほとばしっていました。
今回の特色は、殺した男の娘・洋子の存在です。健さんにとって、池上季実子演じる洋子はどういう存在だったんでしょうか?娘・・・じゃないですよね。自分のしょく罪の直接的な対象ではありますが、それだけではなく。私は、彼は洋子を愛していんだと勝手に解釈しています。俗っぽい表現ですが、女として。この健さんが頑なに禁欲的だったのも、最後に洋子に宛てた「美しい人妻でいてください」という手紙も、女として愛していたからじゃないかなぁ・・・。あまりに汚れがなくて眩しくて、彼の中で多少神格化はしていたのかもしれませんが、ただ娘のように純粋にひと欠片の劣情もなくでは、あまりにキャラが嘘臭い気がします。え?健さんならそれもアリなんでしょうか??

今回の池部良の登場シーンは、出だしの5分あるかないか。倉本聰に、「良さんは『冬の華』の王冠だと思う」と口説かれて出演したとか。確かに、その後も何度もこのシーンはフラッシュバックで繰り返される重要なシーンです。健さんの苦悩と悦びは、全てここから始まる・・・。往年のファンは、ここで花風コンビを彷彿とするのでしょうか?実際に二人がこんな末路だったら、辛過ぎて私は駄目です。一緒に死にに行くのは良くても、どちらかがどちらかを殺したりは哀し過ぎます。

20070812192250.jpg

20070812192314.jpg

最初見た瞬間の感想は、良ちゃん格好付け過ぎ☆特にこの足がなぁ・・・。いざ死ぬって時にきっとこんなに上がんないし、なんかキメ過ぎてて嫌だなぁ・・・。こんな感じにちょっと否定的でした。
しかし、この池部良はオブジェなんです。健さんが背負った十字架です。不自然であれ気障であれ、ここは美しく格好良くなければいけない。そう思い直しました。
それにしても、小学校に上がる前の娘がいる役なのねぇ。そう見れなくはないのがさすがです、と言っておこう。(所詮ファンだしねぇ、全てを肯定しちゃう^^;)

脇も豪華です。印象的だったのは、青いライトの中、頬をテカらせ震わせる小林亜星とか、兵隊みたいな喋り方をする倍賞美津子とか。あ!メッチャ目立つのに、ひと言も言葉を発さなかった岡田眞澄も良かったなぁ。田中邦衛はいつも通りだけど、実業家の才能があるっぽかった。そこは珍しい!?

義理と人情の板挟み。禁欲的なヤクザ。明治~昭和初期の着流しヤクザなら、時代劇と同じく一種のファンタジーだからアリだけど、現代劇だとあまりにリアルさがない気がします。センチメンタル過ぎるのか、私にはちょっと受け付けない世界でした。実際はそこが良いし魅力的なんでしょうが・・・。
スポンサーサイト

_____________________________________________________________

22 : 35 : 52 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<北京プレミア+深[土川]プレミア | ホーム | 『天堂口』のプレミア>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://19740930.blog57.fc2.com/tb.php/382-37bf046d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。