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不滅の熱球
2007 / 08 / 15 ( Wed )
1955年 日本 東宝
監督/鈴木英夫
キャスト/池部良 司葉子 笠智衆 千秋実 藤原釜足 土屋嘉男 北沢彪 他

日本最初のプロ野球公式戦、巨人VS阪神でノーヒットノーランを達成した巨人軍の背番号14番・沢村栄治投手(池部良)は、スタンドから彼を見守る美しい女性・米井優子(司葉子)と知り合う。やがて交際を始めるが、彼女の父親は野球選手との結婚に断固反対であった。それでも除隊の暁には結婚を約束し、沢村は徴兵された。戦地で右手を負傷。やがて復帰するが・・・―「goo 映画」を参考に―

『ヒロシマナガサキ』と『TOKKO―特攻―』を見に、ちょっと遠方の映画館へ行きました。老若男女問わず凄い人!満員寸前に滑り込んで、どうにか見る事が叶いました。ドキュメンタリー映画は久々です。
『ヒロシマナガサキ』は、62年前の広島と長崎で被爆された方が、ご自身の経験や今現在を語り、被爆時の記録映像・画像、更には今現在の傷跡まで映像を通して伝えます。目を背けたくなると言うより、これが現実のモノとは到底信じられませんでした。しかも、彼らは多くは当時まだ幼い子供なのです。また、原爆を投下したパイロットのインタビューもありました。人に人を殺させる・・・。戦争は本当に恐ろしいです。
『TOKKO―特攻―』は、“特攻隊・神風”とは何かに迫り、いわゆる”特攻隊の生き残り”の方の、今まで口を閉ざしていた特攻隊への思いが徐々に語られます。実際の戦闘の映像もあれば、アニメーションも。特攻隊の産みの親・大西滝治郎の肉声を聞いて、先日見た『あゝ決戦航空隊』は史実にかなり沿って作られていたんだなぁ・・・と。

知る事が大事かなぁ、と思います。人間は忘れる生き物だから、同じ過ちを必ず繰り返します。忘れないよう繰り返さないよう、知る事、伝える事にもっと積極的でなければ、と。伝える方は、それなりに痛みも伴うのでしょうが・・・。

以下は、フィクションの戦争映画の感想です。池部良祭30本目『不滅の熱球』と、31本目『人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊』はちょこちょこっと。『不滅の熱球』は、先日BS2で放送してくれました♪プロ野球リーグを軌道に乗せた立役者、巨人軍の永久欠番である背番号14番・沢村栄治投手の半生を描いた物語です。沢村栄治賞なるモノもあるんだそうですね。凄く見たかった作品なので、ホント嬉しかったなぁ^^。他の池部作品も是非ぜひ!スカパーに加入していないので、BSとWOWOWだけが頼みです。
池部良は、この沢村投手の役を演じるに当たって、実際に沢村投手とバッテリーを組んでいた内堀捕手から直に指導を受けたそうです。池部良自身は元々野球経験はなく、ルールさえマトモに知らなかったそうですが、どうしてどうして!投げた球がちゃんとミットに収まってるやん!(それすら期待していなかった^^;)ビジュアルも、ユニフォームを着ると野球選手に見えます。スーツを着ると、ちょっとインテリなボンボンやけど・・・。
足の先を高く上げて、オーバースローで振りかぶる。この独特の投球フォームは沢村選手の模写です。(私は見た事はありませんが)現役の沢村投手を知る人々の目には、この池部良の沢村投手はどのように映ったのでしょうか?

20070814025920.jpg

思っていたよりも、かなり恋愛テイストの強い映画でした。つーか、恋わずらいで9点も失点する投手なんか、首だ、首!それでもプロか!自覚がなさ過ぎや!!と、野次のひとつやふたつ飛ばしたいところですが、そこは池部良だしなぁ・・・。恋愛だとか立場だとか体調だとか、そういう自分の都合でアップダウンするのが妙に似合うので、仕方ない。許します。
兵役中のシーンは、ひとりサマになり過ぎていました。あんなに手榴弾をきびきび美しく投げる男、他に見た事がない。でも、やっぱり新婚のラブラブ振りが一番良かったです。奥さんに濡れた髪を拭いたもらったりじゃれ合ったり、「赤ちゃん?」と眩しい顔で尋ねたり。キスシーンも綺麗でした。それにしても、顔がホント小さくて足が長いのに、この人は着物がよく似合うなぁ・・・。
その奥さんを演じるのは司葉子。美人だけど、まだデビュー間もないせいかちょっと垢抜けてなくて、そこが可愛かったです。交際中の清楚で美人なお嬢さんって感じも良かったけど、新妻振りがちょっと幼くて甘く、そこが更に◎。キャラは、単身大連まで沢村投手を追っかけちゃう訳だから、実はかなり男前!?

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共演者は、内堀捕手に千秋実。チームの監督に笠智衆。戦地の軍医に土屋嘉男。
千秋実は、池部良のちょっと打たれ弱くて神経質な感じに対して、おおらかで鈍で人が良いって感じ。このチグハグさが同じ画面で見ると、結構ハマります。
笠智衆は、この人って野球出来んの!?と最初は驚きましたが、充分監督らしく見えました。(実際は出来ないらしい)沢村投手のコンディションをおもんばかって、汽車の通路に新聞紙を敷いて座るシーンは、コミカルなんだけど哀愁が漂います。私がその場にいれば、席を譲ってあげたいくらい。
土屋嘉男はちょっとしか出番はないけど、なんか格好良かったです。「手ぐらいなんだ。命が助かっただけ良かったじゃないか」的に励まそうとして、逆に沢村投手を泣かしてた☆

二度目の召集令状が届く、その哀しみと憤りを隠し切れない夫婦の姿が繊細に描かれていました。召集令状が届いた事を言い出せなくて、いつも通りの夫婦の会話を続ける沢村投手。コートのポケットに隠した召集令状を見つけた奥さんは、「あなたって優しい人ね」とひと言。野球選手としての能力と自信を完全に取り戻し、赤ちゃんも産まれる・・・。それでも、召集を拒否する選択肢はないのです。「戦争に行きたくない」、「戦争に行かないで」。そう言えない時代なのです。・・・嫌ですね。

ラスト。二度目の召集で戦死するその瞬間、聞こえる歓声と鳴り響く音楽。ユニフォームを着た沢村投手の霊魂は、愛し焦がれ続けたマウンドへ・・・。いつも通り笑顔で投球する姿と、それをスタンドで哀し気に見つめる奥さんと、その腕の中の赤ちゃん。霊魂と言っちゃうとあまりにリアルじゃないけど、モノクロの画面に浮かび上がるユニフォームの白が大変美しかったです。もう一度投げて欲しい!これを見るまで沢村投手を知らなかった私ですら、そういう思いでいっぱいでした。この哀しいけど美しいラストは、沢村投手へのせめてもの鎮魂のシーンだったのでしょうか。

沢村投手は、実際は三度招集されたそうです。投手として絶頂の真っ只中に戦争に取られ、手榴弾の投げ過ぎで肩を痛め、左手を負傷。帰国後再びノーヒットノーランを達成。しかし、二度目の徴兵で投手生命を失い、引退を余儀なくされる。そして、最期は野球とは全く関係ない地で死んでいく・・・。こんな悲しい事は、日本人として二度と繰り返したくないし、地球上から一切なくなれば良い。そう願います。


『人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊』(監督/小沢茂弘)
“人間魚雷・回天”の誕生までの道のり。実戦での初の使用と、その乗組員達を描いたドラマが展開します。
主演は鶴田浩二なんですが、前半の試乗運転の失敗でいきなり昇天(驚)。ほらぁ、年上(池部良)の言う事を聞かないから・・・。えぇ!?後半どうすんの!?松方弘樹で引っ張るの!!?と、観客を不安いっぱいにさせてくれます。勿論、松方弘樹も暑苦しいまでに真っ直ぐな情熱漢で良いのですが、実際にドラマを仕上げてくれたのは、やっぱり犬ですねぇ。動物で泣かせに来るなんて、ちょっと反則な気もしますが・・・。白いマフラーのエピソードも一見無邪気だけど、込められた思いは濃くって切なかったです。彼等が死ぬ寸前に叫ぶ、「万歳!」と「お母ちゃん!」。本当はどちらも同じ思いが込められているんでしょうね。
今回の池部良は、片山少佐という鶴田浩二の上官で、回天の乗組員を訓練していました。「だまれ!」と一喝、机をバン!東映の戦争映画における自分の役割を全うしていました。

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