全件表示TopRSSAdmin
information


スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

_____________________________________________________________

-- : -- : -- | | page top↑
純愛
2007 / 08 / 28 ( Tue )
20070828210855.jpg

2007年 日本・中国
監督/蒋欽民(ジャン・チンミン)
キャスト/小林桂子 YASUTAKA 彭博(ポン・ボー) 張少華(チャン・シャオホワ) 諏訪太朗 川津春 川津祐介 他

理想の教育を目指して、満州に渡った小学校教諭の俊介(YASUTAKA)と保健婦の愛(小林桂子)は、太平洋戦争の終結を迎え、多くの開拓団民と一緒に中国に置き去りにされる。結婚式の途中で爆撃に遭い、命からがら逃げてきた二人は、とある農村に辿り着き、盲目の老女(チャン・シャオホワ)に助けられる。その息子の山龍(ポン・ボー)は、二人を日本人だと知り怒りをあらわにする。俊介はとっさに愛を姉だと偽る。「殺して恨みを晴らそう」という村人達に、山龍の母である老女は、「私の夫は日本人兵に殺された。 泣きはらした私は目が見えなくなった。 日本人に恨みを一番持っている私だ。でも、この二人は軍人じゃない。許してあげよう」とかばう。二人の山龍家での生活が始まった。 村人から白い目で見られながら、山仕事と家事を手伝う俊介と愛。 日本人に憎悪を持っていた山龍も徐々に心を許し始める・・・―公式HPより一部抜粋―

先週末は東京へ出掛けておりました。折角の東京なので、見たかった映画や行きたかった映画館を攻めてみました。今日は、銀座シネパトスで見た『純愛』の感想を。感想と言っても感覚的な事ばかりで、あからさまなネタバレは避けたつもりですが、微妙にバレてたりもします。ご注意ください。
この映画の収益金は、中国に学校を創る為に使われるそうです。そういえばボランティアっぽい背景があったなぁ・・・くらいの、浅い知識で見に行ったのですが、反戦を声高に掲げている訳ではなく。いわゆる戦争の傷跡を描いた作品ですが、その傷のエグさが必要以上に強調されたりはしません。勿論その傷の悲しみは影を落としているけど、強調されるのはその傷が完治しないまでも和らいぐサマ。何処へ居ても人を愛し生きる、その不変的な美しさ。あくまで、人が人を愛する事がテーマだったように思います。日本人である事、中国人である事が、障害でありタブーであった戦後すぐの時代。多くの悲しみを抱え押し潰されそうになっても、人は人を愛し、家族を作り、子供達を愛する。限りなく続くであろうその営みを、良心的な愛おしさで描いていたと思います。
こう書いちゃうと、お涙頂戴!な作品に思われるかもですが、実際泣くようなシーンはラストくらいでした。それについては後でちょっと書きますが、押し付けがましく物語が湿っぽくなる事はなかったです。
ただ思うのは、こういう作り手の良心を感じられる映画って、今は珍しいのではないでしょうか。刺激を求める現代において、苦難を乗り越えるとか人の本質は善だとか、そういうのは響かないのかも・・・と思ってしまう事があります。“汚れ=リアル”なんて、そんなのは寂し過ぎます。根底に流れる平和への願いを含めて、“良い映画”だなぁ・・・って思いました。面白い映画とか好きな映画は別かもだけど、良い映画はやっぱり素直に受け入れて評価したいなぁ。“純愛”なんてストレート過ぎるタイトルだけど、それだけ純度は高いです。

主人公の恋人・俊介と世話になる中国青年・山龍が、エライ男前で驚きました。いやホント、物語に集中出来ないくらい(苦笑)。
俊介役のYASUTAKEは、新人だそうです。この作品のHPによれば、歌手でデビューするつもりだったのを、この作品のプロジェクトの為に延期したそうな。若いのに?品と色気があって(露出もさり気に高し)、ちょっと中村トオル的な和テイストのイケメンです。ラブシーンも主人公より彼の方がメインに、映像的にも美しく撮られていた気がしますが・・・。え?気の所為??
俊介も誠実で良い人なんだけど、主人公・愛がホント天女か菩薩かってくらい良い娘さんでした。ちょっと優等生っぽいのが鼻につくのは、私の心の貧しさの所為でしょうね^^;

20070828221044.jpg

20070828221127.jpg

中国人青年・山龍は、ポン・ボー。中国の俳優さんなので、やっぱり演技に実があるというか。そして、かなり好みの顔でした。髭を剃った後の顔が、思ってた以上に若々しくてちょっとビックリ。↓の髭面も◎。

20070828222040.jpg

でも、やっぱり一番のイケメンは、そらも~川津祐介ですね!はい、言い切りますとも^^
この物語は一番の山場は、この川津祐介のシーンなんだと思います。(あ!勿論「我愛ni」のシーンは別格ですが)戦後数十年経った現在、彼がこの農村を再び訪れ、愛がこの土地で生き愛されていた証を目にする。それを純粋な喜びで受け入れ、満たされた涙を流す・・・。色々な想いに苛まれた数十年だったと思いますが、それらを浄化し本当の意味で美しく老いる。こういう美しさを演じて見せられる、それって結構難しいと思います。川津祐介だからこそ!と。それこそ最後の最後、たった数分の出番でしたが、物語自体も美しく昇華された瞬間でした。

20070828225108.jpg

銀座シネパトス。銀座のど真ん中なのに、漂う場末感が好きです。予告編は、『黒帯』が面白そうでした。次に訪れる時は、並びにあった定食屋も攻めたいです。
スポンサーサイト

_____________________________________________________________

23 : 05 : 46 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<足にさわった女 | ホーム | Tokyo, Mon Amour~東京恋慕~>>
コメント
--銀座シネパトス--

『純愛』は観てませんが、銀座シネパトスはご無沙汰です。銀座でも、かなり築地よりですが、歌舞伎座への途中で、地下なので目立ちません。地味です。
最後に銀座シネパトスで観た映画は、『裸のランチ』です。
F(^^p;)
有楽町にシャンテシネという映画館があり、「長江哀歌」が上映しています。
http://www.chantercine.com/

もう東京にはいないと思いますが・・・

あと東京国際映画祭では「エドワード・ヤン追悼特集」を企画中だそうです。
by: おおくぼ * 5lgk84Pk * URL * 2007/08/29 * 20:45 [ 編集] | top↑
--おおくぼさん♪--

こんばんは^^
ご指摘の通り、銀座のど真ん中じゃないですね。結構築地方面へ歩きました。あの突飛もなく地下へもぐる感じは、私の感覚では斬新でしたよ!^^
『長江哀歌』は、地元の映画館でも上映してくれます。予告編がよくTVで流れていますし、やっぱり注目作なんでしょうね。楽しみです♪
エドワード・ヤン追悼特集、どうせなら初見はスクリーンでしたいなぁ・・・と思っていたので、この企画は嬉しいです。休みが無事取れて、「アジアの風」のラインナップと上手くスケジュールを組めれば・・・なんですが^^;
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/08/30 * 00:02 [ 編集] | top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://19740930.blog57.fc2.com/tb.php/391-716b83a3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。