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約束
2007 / 09 / 23 ( Sun )
1972年 日本 松竹
監督/斉藤耕一
キャスト/岸惠子 萩原健一 南美江 三國連太郎 中山仁 土田桂 大久保敏男 姫百合子 他

監視(南美江)を連れた訳あり気の30代半ばの女(岸惠子)と、それに馴れ馴れしく締りのない調子で声を掛ける若い男(萩原健一)。二人が出会ったのは、北へ行く汽車の中。たまたま向かい合って座った、ほんの偶然。しかし、この偶然の出会いは、全く知らない者同士の二人を、いつしか離れられない二人にする。一度目の約束は守られなかった。二度目の約束は、果たして・・・

『天堂口』のヴェネチア国際映画祭でのインタビュー動画が、Yahoo!動画にアップされていました。動画自体は既に見たものでしたが、日本語字幕があるのでちょっと嬉しいです♪

「Yahoo!動画」関連ページ

以下は、先週の連休に見た映画の感想です。『約束』と、五所平之助監督×有馬稲子主演の『わが愛』。この2本を最初の日に見たのにねぇ、感想は後になっちゃった。
会って間もない男女がいわゆる、恋に落ちる。しかし、肉体的には結ばれないし、お互いにそれを求める訳でもない。離れられない、ただ惹かれ合う・・・。これは、一種の純愛路線メロドラマなのかもしれません。そういうのに、悲しいながらも私はあまり感情移入が出来ません。他人様のプラトニックな恋愛なんて・・・と。(ホント悲しい・泣)そんな私ですが、この二人の間にあるものはなんとなく惹かれました。格好良いから、美人だから、優しいから、頼もしいから、ただ好きだから。そのどれとも違うし、これが恋愛と言えるのかどうかすら私には分かりませんが、この二人はお互いにしか分かり合えない傷で結ばれている。そんな風に感じました。

出だし、画面には一人の女の姿が。誰か人を待っているような、そうでないような、期待をしているような、諦めているような。そんな女を演じるのが、岸惠子です。当時40歳、役は35~37歳だったと思います。あの日本人離れした美しさに翳りと衰えが見え、スレンダーな体型は見るからに幸が薄そう。それを隠す事なく前面に出し、もう若くはない女の哀愁を全身で表現していたと思います。スカートから伸びた美しい膝下には目を奪われますが、それがかえって女の寂しさを濃くしていました。
一番好きだったシーンは、一度目の約束。おそらく買い揃えたばかりであろう化粧品でメイクをし、髪を下ろす。あの若い男の為に、この数年忘れていた“女”を飾ろうとする。その姿はちょっと滑稽にも見えるけど、この女の静かだけど隠し切れない情熱を感じて、ぞくぞくしました。

若い男を演じるのは、ショーケンこと萩原健一。あぁ・・・やっぱり良いですねぇ、この頃のショーケンは(しみじみ)。「傷だらけの天使」が大好きで、最終回はトラウマに近い衝撃を受けたましたもの~。私の弟は、「兄貴ぃ~」って亨(水谷豊)のモノマネしてましたもの~。(「傷だらけの天使」については、こちらのサイトさん達が詳しいです。→
「傷天」より更に若いショーケンは、足が細いわ腰も細いわお尻は小さいわ、ホント痩躯って感じ。ルパンみたいです。今回も濃い茶色の細~いスーツに、黒のネクタイ。腕章の付いた黒いトレンチコートがまた細くって、かりかりが強調されていました。声は壊れた拡張器みたいだし、顔も別に男前じゃない。むしろ、ヘンな顔してるなぁ・・・と思う。だけど、若さ故のきらきらと翳がたまらなく魅力的です。
そのショーケン演じる男が女を追う姿、ただ歩く姿、暴れる姿が、荒い止め絵で乱調に導入され、その持ち前のきらきらと翳が目に染みるようでした。斉藤耕一監督の特徴なんでしょうか?絵が大変洒落ています。

三國連太郎も出てました。刑事の役でしたが、顔に引き攣れた傷痕があり。それは、どうも広島で受けた原爆のものらしい。本編には直接関係ないけど、妙に後を引く傷痕です。

本編で一度だけ、関が切れたようにキスを交わす二人。「一緒に逃げよう。一緒に暮らそう。一生懸命働くから。恋人じゃなくて良い、弟でも良いから」。・・・う~ん、やっぱりこの二人の間にあるのは恋愛じゃないのかも。離れたくない。それがまず何より一番で、二人の関係が恋人であろうが姉弟であろうが、それは問題じゃないような・・・。逆に、それだけに二人が惹き合う想いは強いのでしょうか。
二人の名前のエピソードも良いですね。「蛍の子で、蛍子(けいこ)」、「朗らかで、朗(あきら)」。
ラストは、タイトルの通りの約束が果たされるか否か・・・。私はただただ、女の虚ろな視界に男が現れるのを祈りました。

20070923222723.jpg


『わが愛』(監督/五所平之助)

父親ほど歳の離れた妻子のある中年の男を、一途に愛する女の物語。男が東京を離れ、執筆の仕事の為田舎で一人暮らす。その間のだけの、期間を限定した浮気をして欲しいと、女は男の下へ・・・。
男を演じるのは、佐分利信。男は、いわゆる女が放って置かない魅力があるキャラだそうです。が、そんな男を佐分利信っていうのはどうなんでしょ??これが森雅之だったらなぁ・・・と、悪いと思いつつ何度か^^;。「大きくなったら浮気をしようね」ってセリフは、官能的云々以前に背筋が寒くなりました。寝ている時に他所のおじさんに言われたら、普通怖いよねぇ。
女を演じるのは、有馬稲子。チョ~美人!なんだけど、メッチャ強そう。だからか、この男になんでそんなに惚れているのかが、やっぱりちょっと理解出来ない。しかし、他人様の恋愛なんて理解出来ないし、するもんでもない。それが恋愛なんでしょうね。だから理解は出来ないけど、彼女が田舎の生活に馴染み、その土地の人々に受け入れられて行く姿は、やっぱり嬉しかったです。ただ、男の愛の告白は複雑でした。不倫だしねぇ、やっぱり他人に受け入れられるものじゃない。それを喜ぶ女も、気持ちは分からないでもないけど・・・。う~ん、やっぱり複雑です。
乙羽信子が、芸達者な演技を披露していました。芸者や水商売の女性の明るいやるせなさが似合いますね。
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