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映画、ときどき動物園
2007 / 11 / 21 ( Wed )
東京国際映画祭で上京した際のと、地元にてスクリーンで見た日本映画の感想をまとめて。
ちなみに、上京の際にネズミの国以外で行った唯一のレジャー施設?は、上野動物園でした。いやぁ・・・楽しかった!600円(入場料)でかなり楽しめますよ、オススメ♪

パンダ

レッサー

ウルトラ怪獣鳥

虎

美尻ゴリラ

カピバラ??

チャーシュー

ブサイク

シロクマ

ワニと美脚
『忠次旅日記』(監督/伊藤大輔)

東京国際映画祭「シネマ・クラシック」、シネマコクーンにて。
国定忠次。それまでの数々の映画や舞台では、あくまで“義人”として描かれていたが、1927年、伊藤大輔監督×大河内伝次郎により“無頼漢”として、欲も悩みもある一人の男として再定義された。1959年にキネマ旬報が行った、「日本映画60年を代表する最高作品ペストテン」の第1位に輝くも、サイレント時代劇の金字塔とも言われるこの作品は、戦前の大半の映画作品と同じく、長年の間フィルムが現存しない、幻の作品であった。1991年末、ようやく全三部作の内、『信州血笑篇』の一部、『御用篇』の大半が広島で発掘された。(手持ちの資料より、一部抜粋)
ず~っと見たかった作品です。これが今回の東京国際映画祭で、しかも活弁付きで上映される!!今回の東京旅行がちょっと長くなったのも、これを見る為でした。
感想は・・・、とにかく格好良い!物語は、戦後の映画作品や舞台で知っている所為か、特に新鮮とは思わないのですが、立ち回りがホント最高です。出来る事なら、ず~っと見ていたいと思います。決め台詞→決めポーズ、決め台詞→決めポースの、こリズムの良さったら!残念ながらいまだに発掘されていない、『甲州殺陣篇』の立ち回りはこれ以上に凄いらしい。メッチャ見たいなぁ・・・、私が生きている内に叶うかしら??
「人は斬っても、乾分を斬らない」がモットーの、大河内伝次郎演じる国定忠次は勿論いい男なんですが、伊藤大輔監督は女性がまた良い!勝気なんだけど、色気もある。女ならではの格好良さです。今回も伏見直江演じる忠治の愛妾が、ホントいい女でございました。病床の立ち上がる事も出来ない忠次に、追っ手が迫る。扉越しの追っ手を睨み付けながら、己の着物の襟を、腕を、肩をさする仕草が、悔しい、やり切れない。そんな気持ちを滲ませていました。
今回の活弁は、関西からベテランの井上陽一さんと、大衆演劇界から嘉島典俊さんが。嘉島典俊さん、可愛らしい踊りも披露してくれましたが・・・、出来れば活弁士に転向して頂きたい(笑)


『初戀(Hatsu-koi)』(監督/今泉浩一)

東京は、シネマアートン下北沢にて。
予告編の雰囲気に惹かれて見に行ったけど、それとはちょっと違う印象を受けました。ボーイズラブというより、いわゆる本気のゲイムービー??そもそもボーイズラブというジャンルがよく分からんので、この表現に自信はありませんが・・・。
まず、その映像に驚きました。ビデオ撮りだからでしょうか?動きや、映像自体に重さがないのね。最初は気になりましたが、途中からは大丈夫でした。俳優陣の演技も最初は・・・だったけど、その内慣れました。
カミングアウト出来ないでいるゲイの高校生が出会う、ゲイとして生活しているカップルとその友人達。そこに何の問題もないように思えるけど、やはりゲイとしての壁はある。それらをとりあえず乗り越え、最後は正にハッピーエンドって感じでした。それにしても、あの坊主頭・・・。「当ったり前田のクラッカー」なんか、久方振りに肉声で聞いたよ☆
ちなみに、上映後にはトークショーがあり、監督と音楽監督と、YAOIを研究している大学の先生が。こちらの方が本編より、ある意味濃かった(笑)。そのトークに寄れば、只今韓国では、ボーイズラブが大流行だそうですよ。へぇ~。
ちなみに、この作品は、Hong Kong Lesbian & Gay Film Festival 2007(香港同志影展)のオープニング作品として上映されるそうです。
この映画の公式HPは、→


『巨人と玩具』(監督/増村保造)

東京は、神保町シアターにて。
原作は、開高健。
タイトルのイメージから勝手に、女の子がおもちゃの国に迷い込んだら・・・くらいの、可愛らしいファンタジー系の映画かと勝手に思っていたら、全然違った☆チョ~社会派!ラストも苦い。
野添ひとみのbefore、afterが凄かったです。虫歯だらけの素人娘と、垢抜けまくった人気アイドル。女って化けるなぁ・・・と、ホントしみじみと思いました。ところで、劇中の彼女の写真は誰の手によるものでしょう??伊藤雄之助の写真家が撮ったの。凄く魅力的な写真だったなぁ。
ドライな部分もある好青年・川口浩が、上司・高松英郎に仕事の為と強引に詰め寄られ、色々と割り切っちゃうのが辛い。高松英郎、今回もなんだか影の主役だったよ・・・。おそらく一番苦労されてます。川口浩が惚れるライバル会社の社員・小野道子が、年上の女の余裕と貫禄がたっぷりで、大変魅力的でした。ラスト、彼女の存在がちょっと救いだったかも。


以下は、地元にて。


『曽根崎心中』(監督/増村保造)

『刺青<TATOO>あり』ではハマっていたはずの、宇崎竜童の主演とブギウギバンドの音楽。題材が違うからでしょうか?ちょっと拒否反応が・・・。冒頭の音楽を聞いた時点で、テンションが一気に萎えちゃう^^;
梶芽衣子の女郎は結構好きです。良いなぁ・・・と思いました。その険があるくらい美しい容姿とは裏腹に、愛する男にただただ一途。その好きで好きでどうしようもない想いが、無邪気なほど真っ直ぐで、ちょっと泣きそうになりました。しかし、その男が宇崎竜童じゃあ、やっぱり納得が出来ません。劇中のセリフにもありましたが、そもそも心中なんて、金に窮して追い込まれた男が、愛を餌に女を道連れにするだけの事。そこをなんとか美化するのが、近松門左衛門の心中ものじゃないのでしょうか・・・なんて☆これはもう、単に好みの問題なのかもしれませんね^^;
それにしても、思いのほか大してエロくなかった気がしたのは、私だけでしょうか?あの増村保造監督作品なのに!『赤い天使』や『盲獣』や『千羽鶴』の増村監督なのに!春画っぽい構図を狙ったのか?いわゆる濡れ場に動きがなかったからかなぁ・・・とも思いましたが、今までの作品だってそんなに動きがあった訳じゃないし・・・むむむ☆不可解です。
元々畑違いのキャスティングの所為か?時代劇としてはちぐはぐした感がありました。そんな中、女郎屋の主人・木村元の確かな演技は心地良かったです。


『修羅』(監督/松本俊夫)

原作は、四世鶴屋南北の「盟三五大切(かみけてさんごたいせつ)」、だそうです。
主演は、中村賀津雄。あぁ・・・、それだけで♪本当にそれだけで、安心して時代劇として見れますね。
物語は、なんていうか・・・。思い掛けない善意が、思い掛けない災いを呼ぶというか。とにかく空し過ぎます。それが、陰影のきついモノクロ画面の中で、轟々と燃え盛る地獄絵図のように繰り広げられます。あぁ・・・、正に修羅の世界です。
三条泰子という女優さんは今回初めて知りましたが、和を感じさせる美しさと、芸者の所作が凄く板に付いていて驚きました。今検索したら、『血斗』で太夫を演じていた方でした。あの役も、小林旭との掛け合いが絶妙で好きだったなぁv


『夜ごとの夢』(監督/成瀬巳喜男)

サイレント映画。
栗島すみ子演じる主人公は、幼い息子を一人抱え、夜の酒場の女給(今のホステスみたいなの?)で生計を立てていた。彼女を心配する隣人の老夫婦には、堅気の仕事をするよう諭される。そんなある日、息子の父親である男が現れた・・・と、大変分かり易い物語の所為か、サイレントですが無問題でした。それに、俳優の顔の表情は勿論、仕草や間、映像そのものが多くを語ってくれます。
栗島すみ子は、目がちょっと腫れぼったい感じで、いかにも当時の日本人らしい大変可愛らしい顔をしています。が、今回のキャラクターはそれに反して仇っぽい。ニヤリと笑いながら、「夫婦揃って子供の心配をする、なかなかいいもんだよ」。ひゃ~格好良い!その無職の夫を、斎藤達雄。身長は、当時にしては奇跡の180cm越え!顔も日本人離れしているんだけど・・・、その所為かちょっと喜劇っぽかったです。仕事にあり付けない、そのジレンマの向こう側にあるはずの哀愁が感じられなかった。これも私の好みの問題かもしれませんが・・・。
ラスト、「弱虫!」、「男のくせに!」と、空しい罵声を浴びせる主人公。母親であるが為に、ただの弱い女である事が出来ない。ただ側に居てくれたら・・・と、そういう想いの裏返しのような悲痛を感じました。


『わが青春に悔なし』(監督/黒澤明)

漠然と、底抜けに明るく軽い青春映画かなぁ、と思っていたら・・・ぎゃ☆黒澤監督には珍しく(私の見た中ではおそらく初めての)、女性映画やないの!!?
満州事変をきっかけに高まる軍国主義。京都帝国大学の学生達の間でも、それに反発する左翼運動が盛んであった。大学教授の娘である幸枝は、その運動の先導者的な学生・野毛に反発しつつ惹かれていた・・・。
物語の出だしはこんな感じでしたが、たっぷりとした体が弾けんばかりの、ぱっちりメイク女学生?原節子様(苦笑)。自分に気がある学生に、「理由はないけど土下座して頂戴」とのたまわれます。その時の顔のアップが美し過ぎて・・・(怖)
しかし、中盤以降がこの物語の核。彼女の行動にただただ圧倒されます。こんな原節子、見た事ない!!愛の為に、その愛を真実のものとする為に、彼女は死に物狂いで青春を謳歌します。この物語の中に描かれる青春、それは劇中で何度も繰り返されるセリフ、「顧みて悔のない人生」。そのあまりの厳しく孤高の青春に、身震いがしそうでした。私にはこんな青春が送れるでしょうか。・・・うん、悲しいけど絶対無理だぁ(泣)
そんな彼女の愛の対象である野毛を、藤田進。う~ん・・・、ちょっと老け過ぎかな??^^;
とにかく!これは、黒澤明監督としても原節子としても、それぞれの代表作の一本に当たる作品はないでしょうか。こんなのを見せられたら、黒澤監督作品をまだまだ見なくちゃ!と思います。
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