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望郷子守唄
2007 / 11 / 26 ( Mon )
1972年 日本 東映
監督/小沢茂弘
キャスト/高倉健 藤田進 池部良 星由里子 浪花千栄子 松平純子 山城新伍 山本麟一 天津敏  小松方正 南利明 伊吹吾郎 他

昭和初期、九州小倉の自称侠客・田川正一(高倉健)がどう間違ったか近衛連隊に入隊した。見送る母・たね(浪花千栄子)の誇らしい眼差しを受け正一は意気揚々だったが、背中一面昇り竜の刺青をした正一を、古参兵たちは軍律を盾に何かに付けて眼の仇とした。梅沢軍医(藤田進)には、このような古参兵をくれぐれも相手にしないよう忠告を受けるが、小平班長(山本麟一)の私刑を受けた初年兵の白井(伊吹五郎)の無残な姿に、正一の堪忍袋の緒が切れた。古参兵を殴り倒し、小平を帯剣で威嚇する。梅沢軍医が止めに入り治まるも、梅沢軍医は階段から蹴り落とされる形で足を骨折し、そのまま退役する事になる。正一は、肺病として除隊させられた。除隊した正一は浅草にいた。そこで、ささいな事から大木戸一家(親分・天津敏)の子分と喧嘩になり、治療に寄った医院で現在開業している梅沢と再会した・・・―「goo 映画」を参考に―

一昨日、昨日と、TVドラマ「点と線」を見ました。やはり原作が素晴らしいのでしょう、骨太で見応えがありましたね。あの時代の戦前派、戦中派と呼ばれる人々の持つカタルシス?が、この作品の要所のひとつであり、戦後の俳優陣がそれをよく滲ませ、しっかり演技をしたように思います。そして、現代を演じる宇津井建と池内淳子。あの事件が残した、何か。それを感じさせてくれて、この演出は私は好きでした。

以下は、池部良祭47本目、地元TV局の「中島貞夫の邦画指定席」にて見た、『望郷子守唄』の感想です。その前に放送された、『女賭博師 絶縁状』と『女渡世人』も。
今回は、いわゆるクール&ストイックな健さんではなく、男気は相変わらず持ち合わせているけど、早合点で空回り。人情に厚くもろく、そして!人並みに女好きという設定の健さんでした。その所為か表情が豊かです。九州弁なのも、たまに???だけど、基本似合っていました。
物語も、最初の方の兵役中は「実録・初年兵物語!」とばかりに、かなり痛苦しかったけど、それが終わると羽目を外さない程度に明るく軽く、始終楽しい感じでした。敵役の天津敏も、あれ!?そんなに悪い奴じゃないかも・・・と一瞬、そう思えるようなヌルさもあり。最後は皆笑いながらの“完”、かな?多少どつき合いながらも、それなりにハッピーエンドだよねぇ・・・、きっと。そんな風に思いながら見ておりましたが、そこは健さん!そうは問屋が卸しません。『昭和残侠伝』シリーズとなんら変わらない・・・いや、中盤まで明るかっただけに、更に更にやるせないラストでした。オロロン、オロロン、オロロンバイ・・・、健さんの哀愁たっぷりの主題歌と、浪花千栄子のおかーん!な熱演。あのぅ・・・結局さ、誰も幸せにならなかったよね(涙)

貞夫監督曰く健さんと同期らしい、当時の暴力的な古参兵そのままなんじゃ!?な山本麟一や、長身でちょび髭も結構上品だけど、所詮悪!の天津敏や、すっかり脱アイドル?の仇っぽさと、惚れた男への一途な感じが艶っぽい星由里子、など等。どのキャラもよく出ていて、楽しかったです。

ンが、我がスター☆池部良の出番が、待てど、待てども。更に待てども、なかなか来ない。も~!それだけで減点対象です!(怒)
開始から1時間ほど経って、ようやく登場しました。役柄は、藤田進演じる元軍医で現町医者の息子・梅澤春吉。検索したらば、藤田進は1912年生まれ、池部良より6歳だけ年上なのね。なのに父親か・・・^^;
さて、その梅澤春吉は、元は大木戸一家に潰された一家の代貸しで、刑務所から出てきて・・・というような設定でした。最初の登場シーン、駅前の軒下?に、ねずみ色の着流し姿でもたれかかっている。きゃ~v と、喜んだのも束の間。電車から降りてくる大木戸一家の親分・天津敏を狙い、代貸し?を刺し昇天させるも、肝心の親分は健さんに邪魔される。・・・ぎゃ!健さんってば、顔を殴ったわ!そいで、殴られた勢いでそのままフレームアウト・・・、みたいな。・・・いや、充分格好良いよ。格好良いけどさぁ、待たされた割にちょっと肩透かしだったなぁ。

でもでも!池部良の春吉と星由里子の芸者・小半が、大木戸一家に奇襲され刺される。このシーンは凄く良かったです。刺された後、春吉はちゃぶ台から畳に転げ落ち、その反対側に倒れる小半に手を伸ばす。その後姿が画面には映されます。顔の表情は分かんないんだけど、着流しの背中から滲む、懸命に手を伸ばすのに、伸ばしても伸ばしても届かない。その空しい必死さに胸が痛かった。メロドラマの二枚目としての土壌はさすがで、色だ恋だが絶妙に香ります。その後の、藤田進の父親の腕の中で、苦痛に身悶えるだけで、口から言葉が発せられない姿も、ホント痛くてやるせなかったです。

その後、父親自らが手術して。健さんは基本ジャケット着用だったけど、この時は着流しだし(やっぱり健さんの着流しは絶品!)、これは花風コンビの道行きが期待出来る!??と思いきや・・・あぁ、ご昇天。
振り返ると、この役は池部良やなくて、もっと若い俳優さんの方が良かったんじゃ・・・とも思うけど、↑のシーンが本当に良かったので、私的には満足でございました^^

それにしても、ラストがなぁ・・・(泣)
浪花千栄子の母親を背負う健さん・・・。オロロン、オロロン、オロロンバイ・・・


『女賭博師 絶縁状』(監督/田中重雄)

主演は、江波杏子。役名は、昇り竜のお銀。
いわゆる女版仁侠映画なんだけど、斬った張ったのアクションはしません。あくまで、勝負は盆茣蓙の上。壷を振り、目を当てる。その単調なんだけど、ぴんと張った空気が良かったです。
お色気は、長谷川待子が担当。若き日の平泉成を誘惑したりと、その魅力的な肢体が雄弁です。その情夫役、江波杏子の賭博師としてのライバルを、成田三樹夫。キャラも硬派で、着流しが格好良かったけど、もう少し目立って欲しかったかも。
他には、江波杏子の師匠?島田正吾の斬られっぷりが多少大仰でしたが、◎。島田正吾の声って低くて聞き取れない時もあるけど、やっぱり良いなぁ。


『女渡世人』(監督/小沢茂弘)

主演は、藤純子。役名は、妻恋いお駒。
中盤までは『沓掛時次郎』、それ以降は『瞼の母』、クライマックスの殴り込みは『忠臣蔵』の討ち入りと、時代劇の要素をこれでもか!と詰め込んだ、これまた女版仁侠映画。出だしは、ちょっとマカロニウエスタン風。これぞ東映!でございます。
自分の娘を藤純子のお駒に預けるやくざに、鶴田浩二。漂う渋さがたまりませんが、相変わらずストイック・・・過ぎ。お駒と恋が・・・とか、そういう流れには全くなりませんでした。
その娘を演じた子役の子が、メチャメチャ上手かった!!お駒の娘時代と一人二役だったのでしょうか。子供ながらの複雑な想いがよく伝わりました。
お駒の瞼の母に、木暮実千代。中村錦之助主演の『瞼の母』でも、確か母親役でしたよね。その美貌に衰えが見え、肌もややたるんでいる。それでも透けて輝く、若かりし日の美しさ。貞夫監督もおっしゃっていましたが、女の渡世人。こういう企画を、昭和20~30年代前半の木暮実千代さんで是非見たかったです。


来月の池部良の上映作品。(大阪と東京)

新世界東映
 11月24日~30日
 『昭和残侠伝 人斬り唐獅子』

新文芸坐「昭和32年(1957)へタイムスリップ!」
 12月9日
 『雪国』

ラピュタ阿佐ヶ谷「荷風と谷崎」
 12月16日~22日
 『乱菊物語』



浅草名画座
 12月19日~25日
 『昭和残侠伝 血染の唐獅子』
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22 : 31 : 09 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
--見たいです!--

weiyangさん、こんにちは^^
TVドラマの「点と線」は視聴率も高かったようですが時間がなくて見れませんでした。DVDが発売されたら映画も一緒に見ようと思ってます。

「直撃地獄拳 大逆転」…録画が消されてました(涙)まだ見てなかったのに。。。楽しみにしてたのに。。。という事で今頃「続・青い山脈」を見ています。池部さんやっぱり素敵だし可愛いですね。でもガンちゃんも違った魅力があって…二人とも好きです♪

「望郷子守唄」も面白そうですが…weiyangさんの気持ちわかります。いつ登場するの!って思っちゃいますよね。でも少しでも出演してるなら見てしまう。それがファン心ですよね~格好良いならなおさらです。

『乱菊物語』ってもしや時代劇ですか!?まだ池部さんの時代劇を見た事がないので是非見てみたいです~顔小さいし着物も似合うのでかなりの男前でしょうねぇ。。。
by: natsu * - * URL * 2007/11/27 * 12:31 [ 編集] | top↑
--natsuさん♪--

こんばんは~^^
そうなんですよぉ~待つ女のいじらしさ、分かって頂けますか!焦がれ死にしそうでございます。(大げさ^^;)

「点と線」は物語を全く知らなかった所為か、かなり楽しめました。池内淳子さんの登場も、池部さん共演の松本清張原作『けものみち』が強烈で大好きなので、妙に嬉しかったなぁ^^
『直撃地獄拳~』、残念です。私も『うつせみ』を録画したの、どうやら消されちゃったらしく(悲)。でも、どちらもDVD発売していますし、またの機会がありますよね。その時は是非♪
『青い山脈』のガンちゃん、楽しいキャラですよね。「うむ」とか言ったり^^。六助に激を飛ばすシーンも好きでした。

『乱菊物語』、室町時代を舞台にした時代劇だそうです。相手役は八千草薫さんです。私も池部さんの時代劇は見た事がありませんが、池部さんの運動能力は素晴しいらしく、立ち回りはなかなかスピーディーだとか。↑のポスターを見る限り、ビジュアルは半端なく見目麗しいですよね。あぁ・・・BS2でやってくれないかなぁ・・・。
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/11/28 * 00:17 [ 編集] | top↑
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