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映画監督、それぞれの祭
2007 / 12 / 18 ( Tue )


今日は、京都南座の「吉例顔見世歌舞伎」へ出掛けておりました。昼の部を見ました。歌舞伎は全く詳しくないのアレですが、私は最後の仁左衛門さんと孝太郎さんの踊りにうっとり♪♪母は、松本幸四郎さんと中村錦之助さんの勧進帳が良かった~!そうです。二代目・中村錦之助は、初代が映画やTVで活躍した大スターだけにちょっと勝手が違いそうですが、是非歌舞伎の世界でこの名前を再び轟かして欲しいですね。“錦(にしき)”、良い字ですよね~大好きです♪^^

帰宅すると、地元の映画館のリーフレットが届いておりました。来年最初の特集上映は、「川島雄三レトロスペクティブ」。キターーーーー!!でございます。
ところで、私の勝手な映画を見る基準に、映画館の紹介文で“傑作”と付いているの、というのがあります。“佳作”、“名作”、“名篇”というのは、ちょっと微妙でも何かしら冠を付けとけ!な、たまに逃げもあるかもだけど、“傑作”はさすがに中途半端は許されないだろう、と。はい、本当に勝手にそう決め付けてます^^;。そんな中、今回上映される9作品中4作品、『洲崎パラダイス 赤信号』、『幕末太陽傳』、『しとやかな獣』、『喜劇 とんかつ一代』に“傑作”の冠が。個人的な意見ですが、『幕末太陽傳』はちょっと疑問だけど、『しとやかな獣』は“傑作”に納得!他の2作品は未見ですので、メチャメチャ期待しております。全部見るのは無理でしょうが、スケジュールとにらめっこしてなるべく多くの作品を見たいと思います。なんの冠もなかったけど、新東宝ちっくなタイトルがたまらん☆『グラマ島の誘惑』は絶対見る~!
そうそう。もう一つ、“問題作”という冠にも弱いです。なんとなく好き嫌いが別れる作品が多そうですが、ハマると抜けられなさそうで、そのギャンブル的な魅力に惹かれます。

神保町シアターにて、「「本の街・神保町」文芸映画特集Vol.1 中村登と市川崑」が開催されます。期間は、来年1月9日~3月7日。中村登監督の特集は残念ながら終了しちゃいますが、市川崑監督の特集の方は・・・おぉ!ジェイのコンサートと重なりますね。我がスター☆池部良の作品は見事皆無ですが(大映作品が中心なのね。『恋人』、『若い人』等は立派な文芸映画だと思うし、是非スクリーンで見たかったです)、何かひと作品でも見に行けると良いなぁ。
見たい作品は・・・ぶっちゃけ全部だけど、『プーサン』、『愛人』、『青春怪談』、『我輩は猫である』等は特に。雷蔵さん作品だと、『雪之丞変化』。 一度スクリーンで見たいんですよねぇ、あのデカダンスな復讐劇を。
そしてそして!絶対見たいのは、『天晴れ一番手柄 青春銭形平次』!これ、最高に面白いらしいですよ~。戦前の時代劇映画に憧れて映画監督になった崑監督の、最初の時代劇作品だそうです。(アニメの方は含めない?)しかも、ドタバタコメディですって!本屋で立ち読みした資料によると、確か最初は池部良が主演する予定だったそうです。池部さんの銭形平次!?うんうん、メッチャ見たいじゃないか!(笑)監督自身も、「良ちゃんの傑作を作ってやろう!」くらいの意気込みだったようですが、会社から、「大谷友右衛門主演でやってくれ」と言われたとか。 池部良ファンとしてはちと残念ですが、この大谷友右衛さんが逆にハマッたのか、とにかく素晴らしく面白いそうです。・・・うん、面白ければなんでも良いや(笑)
神保町シアターは、新しくスクリーンも大きいですね。大変綺麗なんだけど、それがちょっと無機質にも感じられて、私なんかは逆に物足りなかったりもしますが^^;

他は、これまた東京だし行けないだろうけど、フィルムセンターのマキノ雅広監督特集や、シネマヴェーラの深作欣二監督特集、ラピュタの岡本喜八監督特集、シネマアートンの工藤栄一監督特集&須川栄三監督特集としても見たい「原作・大藪春彦」など等。気になる特集上映が目白押しの新春でございます。

以下は、そんな川島雄三監督特集を先取り!?『風船』の感想です。
『風船』(監督/川島雄三)

原作は、大佛(オサラギ)次郎だそうです。大佛次郎といえば、「鞍馬天狗」が真っ先に頭に浮かびますが、こういう文芸作品も書いていたのですね。
カメラ会社の社長・森雅之の長男・三橋達也は、恋人のホステス・新珠三千代を持て余し始めていた。そんな折、何やら画策するナイトバー?経営者・二本柳寛から、歌手・北原三枝を紹介される。三橋達也と北原三枝の関係を知った新珠三千代は、思い余って自殺未遂をする。床に伏す彼女を心配して見舞うのは、三橋達也の妹・芦川いづみだけであった・・・。

とにかく!三橋達也がプレイボーイというか、クールな色男を気取っていて、生意気!と思いました(笑)。いえ、確かに男前だと思うけど、なんかしっくりしない。『天国と地獄』のような、底意地の悪い小悪党な感じは凄く好きなんですが、色悪ちっくなのは???凄い事言ってましたよねぇ、「女は所詮娼婦ですよ。オンリーか、オンリーじゃないかの違いでしょ?」みたいな。ひゃ~☆父親の森雅之に、「それをお母さんの前で言えるか?」と聞かれて、「言えないでしょうね」と答えていたのが、ちょっとほっ。母を想う心は一応、どうにか持ち合わせている息子なのです。

森雅之が、戦後しばらくを過ごした京都で再会した人々。その暖かさと、京都の静けさに惹かれ、京都に移り住む事を考えます。息子には、自分の会社と関係のない別の就職を探させ、自立を即します。妻には、案の定京都行きは拒否され、きっと一緒に行くだろうと思っていた娘・芦川いづみには激しく泣かれる。母親と別に暮らすという事を、娘には選択出来ません。
一人京都で暮らす森雅之を、間借りする下宿の娘・左幸子が外へ連れ出します。盆踊りの輪の中で、彼が見た光景・・・。この時の森雅之の顔!何も言わない、ただ突っ立ているだけなんだけど、嬉しい満たされた気持ちが伝わってきます。60歳と、森雅之の実年齢よりは老けた役だったと思いますが、落ち着いた渋さと温かみのある素晴らしい演技でしたね。「お前の変わりに恥を掻いてくる」でしたっけ?この辺りの父親然とした態度も良かったですねぇ、さすがです^^

最初の方の、ベットの中の新珠三千代!チョ~色っぽくてどきどきしました。そして、森英恵の衣装を身にまとう女性陣の美しさ、可愛らしさ、弱さ、したたかさもさることながら、二本柳寛が恐い!新珠三千代に再び自殺を即したのは、絶対彼ですよね。タイトルの“風船”は、登場人物の心の揺れるサマであり、それを自在に操ろうとする彼は、途方がなく掴みあぐねる、それこそ風船の様に浮遊する悪だったように思います。
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コメント
--見たい映画ばかりです!--

weiyangさん、こんにちは!
「風船」を見て、自分も川島監督の映画をもっと見てみたいなと思いました。他の監督の特集も見たい映画ばかりです!残念ながら映画館では見れませんので、せめて近くのグッジョブなレンタルショップにあるDVDで見たいと思います♪
“傑作”と書かれていたら、その作品を見たくなりますよね~自分も持っているDVDカタログのそういう所をチェックします。ちなみに川島監督の作品は「わが町」が“傑作”、「幕末太陽傅」は“日本映画史上最高”と書かれていました。「しとやかな獣」の“異色作”も気になります。人それぞれ感想は違うと思いますが、目安にするのにいいですよね。

「風船」の三橋達也さん、ほんと酷い男でしたねぇ。男前だったら多少惹かれる所はあったりしますが自分もなぜかしっくりしませんでした。
森雅之さんは本当に素敵で♪♪こんなに良い人初めて見たかもしれません(笑)盆踊りでの森さんの表情は素晴らしかったですよね。よかった~!って心から思えました。
by: natsu * - * URL * 2007/12/19 * 12:30 [ 編集] | top↑
--natsuさん♪--

こんばんは~またもレスが遅くなりまして・・・(謝)

“異色作”もたまりませんね~メッチャ惹かれます(笑)。むむ☆『わが町』も“傑作”でしたか!これも上映されるので、可能なら見ようと思います。『幕末太陽傳』、細かくは覚えていないのですが、落語好きにはたまらない!とよく聞きます。とくれば、「ちりとてちん」好きのnatsuさんは必見ですよね^^
川島雄三監督、『風船』は正統派な文芸映画という感じでしたが、『しとやかな獣』や『雁の寺』はうわぁぁぁあ・・・と、私なんかは思わず驚愕しちゃいました。増村保造監督のテイストにちょっと似ている気もします。そうそう。この川島監督は、トイレを描くのが好きな監督で有名だそうです。(どんな個性だ・笑)『しとやかな獣』、『雁の寺』共にトイレが効果的に演出されていますので、ご覧になる際は是非チェックしてみてくださいませ^^

三橋達也さん、ヤな男でしたねぇ。森雅之さん、ジェントルマンでしたねぇ。盆踊りのシーンの目から滲むほんわかした暖かさに、胸キュン♪でした。『羅生門』の冷たい目が凄かっただけに、こういう目も出来るんだぁ・・・(感心)。さすが名優ですね^^
by: weiyang * vRNraZ0k * URL * 2007/12/22 * 00:01 [ 編集] | top↑
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