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徳三監督、楽しい映画をありがと~!
2007 / 12 / 22 ( Sat )
20日、『悪名』や『眠狂四郎』シリーズ等を手掛けられた、田中徳三監督が亡くなられたそうです。
思えば、私が初めて実物を見た映画監督が、徳三監督でした。京都での勝新太郎さんの特集上映や、大阪での自身の監督作品の特集上映等、何度かそのお姿を拝見しました。つい先月も、38年振りにメガホンを取った、『田中徳三監督 少年河内音頭取り物語』のプレミアがありましたね。雷蔵さんを「雷ちゃん」、勝新太郎さんを「勝(かっ)ちゃん」とちょっと懐かしそうに、親しみを込めて呼ばれる時の、あの優しい声が今も耳に残っています。
一ファンとして、天寿を全うされた事は悲しい事だとは思いませんが、なんとなく寂しい気はします。
でも、映画は永遠です。映画の中で多くの俳優さん共々、監督も生き続けます。今はまだ監督の作品に出会っていない多くの人が、その内きっと出会います。そんな風にして、監督の元気と笑いがいっぱいで、リズムが良くって、カラー作品だと万華鏡のように色彩豊かで、折り目正しい哀しみと破天荒な涙。そんな多くの作品達が、多くの人の中でず~っと生き続ける事でしょうね。
私も未見の作品は勿論、何度となく繰り返し見ちゃう作品を含めて、今後も多くの監督の作品に出会うでしょう。本当に楽しみです!
私のささやかな人生に、豊かでかけがいのない感動と時間をくれた徳三監督のご冥福を、心よりお祈りします。

以下は、夏以降に見て感想を書きそびれていた映画の感想です。まずは、TV放送やレンタルして見た現代劇を。大分前に見た作品もありますので、記憶違いはご容赦を。
『南の島に雪が降る』(監督/久松静男)

見終わった後、「いい映画だったねぇ・・・」と涙ぐみながら母親とぽつり。原作は、主演でもある加東大介の実体験だそうです。他の共演者も、喜劇俳優陣を中心に大変豪華☆
戦争映画とは、人が死んだり殺したり、悲しんだり悩んだり泣いたりするだけではなく、この作品のように、人と人とが交流し文化を愛おしむ喜び。それを求める一介の兵隊達が、戦地で死と背中合わせながらも、明るく笑ったりじゃれ合ったり。人の豊かさが見事だからこそ、戦争の哀しさと空しさが身に染みます。いい映画です。


『日本のいちばん長い日』(監督/岡本喜八)

男共がそれぞれの思惑で奔走する、ポツダム宣言受諾から玉音放送までの、濃く長い一日を描く。
画面いっぱいにひしめき合う男共の、顔!顔!顔!暑苦しい事この上なし!です。ある意味、これは冬向けの作品かもしれません。そんな中、一瞬の清涼剤だったのが、ラジオ番組の司会者?の加山雄三。本当に爽やかな風を感じました。


『東京の暴れん坊』(監督/斎藤武市)

主演は小林旭で、それに恋しているのが浅丘ルリ子。恋愛が主の作品じゃないので、特に何をする訳じゃありませんが。主題歌も小林旭だけど、何処か若者っぽくない気がするのは私だけ!??
勿論現代劇だけど、物語をそのままに、『江戸の暴れん坊』なんて時代劇映画を作っても全く違和感なさそう。(その際は、主演は中村錦之助で!)そんな江戸っ子が無駄に暴れてモテる、軽妙なリズムが楽しい娯楽作品。江戸っ子らしい丁々発止なセリフ回しは勿論ですが、若~い小林旭の、タオル一枚の裸体が素晴らしいです。キン肉超人のような肉体美☆この銭湯のシーンだけでも、(私にとっては)一見の価値ありです。


『紅の流れ星』(監督/枡田利雄)

なんか、詩的でした。雰囲気で魅せるって感じです。
主演は渡哲也、相手役というか、いわゆるフランス映画でいうファムファタール的存在に、またもや浅丘ルリ子。確かに不思議な雰囲気はあるけど、松尾嘉代の方が私には断然良い女に思えるよ・・・。
東京で組が敵対するやくざを殺した渡哲也が、神戸で身を隠す。そこに婚約者を探す浅丘ルリ子が現れる。渡哲也は口説こうと必死だが、相手は一向になびく気配がない・・・。
神戸の街並み、港、光が、何処となく異国情緒があって良い感じです。それでも、心の奥底で東京を強く焦がれる一人のやくざ。その想いが、東京の匂いを発散させる浅丘ルリ子にハマる原因だったのでしょうね。ラストの、波止場での捕物シーン。浅丘ルリ子の行動も不可思議で空しさが残りますが、とにかく詩的に昇華されていて、思わず見入ってしまいました。
渡哲也が、現在のイメージである硬派というより、女も好きで自由を焦がれる、若者らしい若者で格好良かった!ギラギラした感じが、◎。杉良太郎が、渡哲也の舎弟役で出演。それなりに可愛らしかったけど、印象がちょっと薄いかな??


『やま猫作戦』(監督/谷口千吉)

先日お亡くなりになった谷口千吉監督の作品。追悼をしようにもあまり数を見ていないな・・・と、レンタルしました。面白かった!メッチャ私好みの作品でした。
太平洋戦争末期の中国戦線にて、日本兵が中国人ゲリラの集団とドンパチ☆出演者も、濃ゆい系だと、佐藤允に中丸忠雄に田崎潤。爽やか系だと、夏木陽介に伊吹徹。久保明も、夏木陽介を兄に似ていると慕う若き通信兵として、チョイ役で登場。うん、こういう真っ直ぐに憧れる若者って、久保明は本当に似合うよね♪
この男共のごった煮のような世界に、可憐に咲く花が本当に美しく可愛らしい!ゲリラに捕まってうつむく星由里子、メッチャ可愛いぞ~♪♪夏木陽介が星由里子にむらッとキちゃうシーンも良いです、どきどきしちゃいます。あと、慰安芸者・水野久美も、伊吹徹へのその情熱的な一途さが健気で、どきどき☆ラストは、きっと両想いになったよね。そう願います。なんていうか、少年漫画の添え物的な女性像なんだけど、だから余計にキラキラと輝いている。そんな彼女達と若くて爽やかな兵士達とのやり取りは、心地良く胸キュンを誘います。
そして、佐藤允の一色中尉が格好良いぞ~!一見破天荒な駄目中尉なんだけど、本性は実に頼りがいと洞察力、行動力のあるキレ者。佐藤允は、猿だ猿だと思いつつも(失礼な!)、作品を見る度にどんどん好きになってゆきますね。
作品自体も、当時のハリウッド映画の冒険活劇をトレースしつつ、日本人らしいみみっちさや艶や感傷も味わえ、なかなかにボリュームがあります。 私は好きですねぇ、こういうの♪^^


『博奕打ち 総長賭博』(監督/山下耕作)

遂に見ました!仁侠映画の最高峰の一本と名高い、『博奕打ち 総長賭博』でございます。なんでも、三島由紀夫がこの作品を見て賛辞を送った事から、ヤクザ映画は初めて芸術面での評価を獲得し、市民権を得る事となったそうです。
物語は、仁侠映画の定石・義理と人情の板挟み!です。この板挟みの苦悩を、鶴田浩二が情感ある、しかし決して大仰ではない抑えた演技で魅せてくれます。泣きはしなかったけど、胸が本当に痛かった!鑑賞後、跡目を鶴田浩二がすんなりと受けていれば、全て丸く収まったんじゃ・・・と思わなくもないけど、そうは出来ないし、許さないのが任侠道です。そういうね、男勝手な美学みたいなのが、鶴田浩二だと至極納得がゆくのです。
金子信雄が悪い!確かに一番悪いけど、若山富三郎もなぁ・・・。これが俺の生き方だ!とばかりに、己を追い詰めるだけならまだしも、鶴田浩二までも崖っぷちへ。その様子はまるで、脳に銃弾が残ったままおかしくなって暴れまくる、キ○ガイ熊のようです。誰か奴を射殺して・・・と、何度となく思いましたよ、ホント^^;
そしてそして!この作品は女性がまた良い。若山富三郎の妻・藤純子も美しく儚くて良いけど、鶴田浩二の妻・桜町弘子が最高でした!東映の看板お姫様女優も、こんな艶のある年増に~(驚)。女だから、若い二人を添い遂げさせてやりたい。しかし、それでは夫の面目が潰れる。己の身を持って夫が立つようにする、正に極妻!その妻たる覚悟が男前!だけど、個人的にはやっぱり夫は側で支えてあげるべきだと思うよ。きっとそんなに強くないからね、男という生き物は。
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