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読む、描く、見る
2008 / 02 / 10 ( Sun )
京都文化博物館で開催中の展覧会、「川端康成と東山魁夷」へ出掛けました。ノーベル文学賞作家・川端康成と、彼が懇意にしていた画家・東山魁夷。この二人の間でやり取りされた書簡や、川端康成が所蔵していた東山魁夷の絵画等が展示され、二人の美の巨匠がお互いに刺激され、更に己を高めて行った様子が窺える気がします。美の共鳴、そんな感じの展覧会でした。
いや~、メッチャ良かったです!実は、個人的に東山魁夷の絵はそんなに好きやなかったのですが(元々風景画より人物画の方が好き)、やっぱり実物を見ると全然違いますね。これ!という絵の前で、見る人見る人がため息を付く・・・。そんなの初めての経験でしたよ。私の様な素人が、専門的にあーだこーだは言えませんが、空間の切り取り方が斬新。あと、光の表現とか。「花明かり」の東山の影、「月篁(げっこう)」、「月影」の描かれない月の存在感。そして、東山魁夷の彩る“緑”は、本当に美しく印象的でした。・・・うん、もう一度見たいなぁ。
そうそう、川端康成の写真も凄く印象的でした。カメラマン曰く“鷹の様な目”が、モノクロ写真の中で見事に生きていました。川端康成の小説は、「雪国」、「山の音」、「千羽鶴」しか読んでいませんが、上質なエロス。個人的にはそれに尽きます。美とエロスは紙一重いうより、背中合わせ。いや、むしろ同一。それを真っ向から肯定する昭和の文学達・・・。うん、大好きだ。(こんなだから、前の「BLUTUS」の特集で、一番読書傾向が近いのが高田純二だったりするんだ^^;)

以下は、ここ一番最近に見た、木下恵介監督の『太陽とバラ』の感想です。
『太陽とバラ』(監督/木下恵介)

当時の不良=太陽族の17歳の少年が、女手ひとつで育ててくれた母親の心配をひしひしと感じながらも、より反発し堕落してゆく。母親や社会への反発と理解、金持ちの不良少年への憧れと憤り。それらの狭間で苛まれ、遂には・・・という感じの物語でした。決して親=大人目線のみで描かれている訳ではないのですが、やや説教臭く、少年の若さやエネルギーみたいなのが、無駄に空回ってくすぶっている。そんな煮え切らない印象を持ちました。その所為か、前半部分はちょっと睡魔も・・・^^;
しかし!そこは木下監督です。監督が描く少年達の、弱く儚くもろく、美しい事!!不良少年達を避難的に描くのではなく、むしろ、その破滅的?刹那的?な美しさを追求していたように思います。それにしても、なんでああもパンツ(海パンも含む)一丁のシーンが多いのでしょうか?お陰でばっちり目が覚めましたよ(笑)
主人公は、中村賀津雄。それに絡む金持ちの不良少年は、石浜朗。今風の美少年とはちょっと違いますが、イノセントで、若さゆえの研ぎ澄まされた美しさを感じます。主人公が金持ちの不良少年の部屋に泊まるシーン。蚊帳の中(モノクロ映画の蚊帳って良いですよねぇ、あわあわと幻想的で)、上半身裸で眠る金持ち少年や、その後の二人で顔を突き合わせての口論。モノクロの世界で、妖しく、きらきらと艶めく少年達です。
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