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花咲く港
2008 / 04 / 13 ( Sun )
1943年 日本 松竹
監督/木下惠介
キャスト/上原謙 小沢栄太郎 水戸光子 笠智衆 東野英次郎 坂本武 東山千栄子 村瀬幸子 他

昔、南九州の港町に造船所を造ろうとして失敗し、村を去った男がいた。それから15年。面倒見の良い性格ゆえ村人から尊敬されていた、その男の遺児(小沢栄太郎)が現れる。続いてまた一人、同様に遺児と名乗る男(上原謙)がやって来た。驚いたのは二人の遺児。どちらも遺児とは真っ赤な嘘、造船所の再建を名目にひと儲けを企む、お互いに知った仲のペテン師だった。とっさに兄弟だと取り繕い、村人達の熱烈な歓迎を受けるが・・・―VHSのあらすじを参考に―

私が昨年見た中のベストムービーの一本、『二十四時間の情事(ヒロシマモナムール 24時間の情事)』が、19日(土)より一週間、広島のシネツインで上映されるそうです。ぎゃ~☆メッチャ行きたい!!やっぱり広島で見ないとねぇ、これは。しかし、東京~広島の移動は金銭的にも時間的にも今は無理なので、泣く泣く我慢です↓↓↓東京で上映されないかなぁ。絶対見に行くんだけどなぁ・・・。

「サロンシネマ&シネツイン」HP

映画の感想。川島雄三監督、工藤栄一監督、池部良出演、岸田森出演、三橋達也主演、メッチャ泣いた名作、どディープインパクト作品等、い~っぱい保留になっちゃっています。昨年末に見たのも書いとらんよ☆にも関わらず、昨日(もう一昨日だ)見た映画を先に書いちゃいます。最近はホント忘れっぽいので、記憶が鮮明の内に・・・と^^;
天才と呼ばれた監督の第一回監督作品は・・・やっぱり、半端なく凄かった☆
出だし、画面は白。砂浜がなだらかに続き、高く抜ける空。ただただ白い世界。そして、洋装の女と警官。・・・も~!この画面だけで、凄い!木下監督はやっぱり天才だ!と思いました。戦中の松竹大船作品・・・と、古典を見るつもりで臨むとエラい目に遭います。若さと作家魂と、個性。変化と固執。“人”を描く確かな目。本当に鋭い才能がキラキラ☆な監督さんです。

とにかく!笑いのリズム、間が素晴らしいです。セリフもアクションも、全てが秀逸。そして、その笑いを繰り広げるペテン師二人が、小沢栄太郎と上原謙というのが最高です。撫で付けた口髭と髪がいかにも胡散臭い小沢栄太郎と、金と力はなかりけり・・・な美優男の上原謙。しかも、まったり東北弁だ(笑)。この二人がツッコミとボケ、ボケとツッコミを繰り返し、わたわたドタドタほわほわと観客を幸せにしてくれます。観客席からは何度も笑いが起きていました。・・・うん、映画館鑑賞ってこの連帯感が好きなんだよねぇ^^

わたわたドタドタほわほわ

それにしても・・・、上原謙の美男な事といったら!半端ねぇーー!!でございました。初めはさぁ、確かに目鼻立ちが繊細に整った男前だけど、なんかふにゃふにゃしているなぁ・・・。締まらない感じが好みじゃないわぁ・・・と辛口チェックだったのですが、中盤以降はやっぱり男前が半端ねぇ!と、見ていて凄く楽しかったです。また木下監督が、その男前のぽかーんとした顔や、白目をむいた顔をどアップで撮るのよ~。その絶妙な事!ぷぷッと噴出さずにはいられません。ラストも、上原謙のぽかーん顔の上に“終”だったし^^。実は、前々から池部良と上原謙ってちょっと似ているなぁ・・・と思っていたのですが、やっぱり雰囲気は何処か共通するものがあるなぁ・・・と。すかっと抜けた感じというか。ただ、池部さんは時にむわっと男汁が放出するので、芯が濃厚な気がします。(上原謙さんの他の作品を全然見ていないので、強く断定は出来ませんが・・・)あ!水戸光子の村の若い娘(柔らかそうなほっぺ&もんぺ姿が可愛い)との、明るく健全なお付き合いっぷりは、ほのぼのしていて好きでした。結婚しちゃえば?みたいな(笑)。 このベストカップルと子供達で船をメッチャ横に揺らすシーンは、軽く絶叫マシーン。絶叫マシーンが嫌いな私は、見ているだけで怖かったよ。

美男咲く港

と、確かに基本は善良な喜劇なんですが・・・。この作品は1943年の作品です。当時、日本は第二次世界大戦の真っ只中。国策映画(戦意高揚映画)でもあるこの作品は、今現在見ると引いちゃうくらいの、日本万歳!戦争に勝つぞ!といった偏った演出もありました。それまで極上の喜劇を見せてくれた小沢栄太郎、笠智衆、東野英次郎らが、最終的には戦争に勝つ事を強く強く唱えるのです。・・・う~ん。普段はちっとも考えたりはしないけど、こういうのを見ると、盲目的に戦争を肯定し、戦意高揚を強要された時代があったのですね。嫌だなぁ・・・。けど、笠智衆の「金より粋だ!」は良いセリフでした^^

あと、女性も描かれ方も目を見張りました。南の国からこの港町に戻り、満たされない日々を送る女。昔の失恋の傷を癒せないでいる女。亡き夫の遺業を成功させたい!と陰ながら、しかし命懸けで一心に願う女。これも戦意高揚の一環かもですが、女達の引かない強さは胸にキました。弱い男と強い女の美しさ、木下監督のデビュー以来の変わらないスタイルなのですね~。そんな意固地な部分も大好きです^^
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